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蛍光灯がつかない原因4選!交換してもつかない・つきが悪い理由を解説!

皆さんの自宅にある蛍光灯って、どのくらいの期間で取り換えているでしょうか。最近は高寿命省電力のLEDがもてはやされていますが、まだまだ手に取りずらい価格をしていますよね。LEDが販売されてから、従来の蛍光灯は少しお値段がリーズナブルになったような気がします。

ちなみに、私は大体、6か月~8か月に1回程度のスパンで蛍光灯を取り換えています。自宅にある蛍光灯は4か所で、ほぼ同じタイミングでつかなくなりますので1回取り換えるごとに数千円のお金が光のなかに溶けていきます。

ただ、蛍光灯のなかには、寿命が来ていないのにつかないケースや、新品交換してもつかないケース。あるいは、新品交換しても何だかつきが悪いケースがありますよね。

決して、安くはない蛍光灯。少しでも有効活用するために、今回は蛍光灯がつかない事情にスポットをあてて原因・理由、そして対処方法などを徹底解説していこうと思います。私と同じく、まだご家庭で蛍光灯を現役で活躍させている方は、ぜひ最後まで当記事を読んでみてください!

目次

蛍光灯とは?

今さら聞けない蛍光灯の正体

蛍光灯の内部には、蛍光体と呼ばれる物体が存在します。この蛍光体は、電気が走ると可視光線に変換して周囲を照らす性質を持っています。この蛍光体のメカニズムを取り入れた光源が、蛍光灯です。蛍光灯という名称のほかにも、「蛍光管」や「蛍光ランプ」とも呼ばれています。

蛍光灯の歴史とは?

蛍光灯の歴史は古く、1856年にドイツでガラス工として働いていた「ハインリッヒ・ガイスラー」氏によって作られたガイスラー管にその起源があると言われています。

もともと、内部を低気圧に調整したガラス管に高電圧をかける実験をしたところ、そのガラス管内部が発光したことに気づいたハインリッヒ氏が光源として採用したのが始まりだとされています。

「蛍光灯の父」と呼ばれる人物

ただし、ハインリッヒ氏の着想をさらに発展させ、「蛍光灯の父」として科学史に名を残している人物は他に存在します。彼の名は「エトムント・ゲルマー」氏です。ハインリッヒ氏と同じくドイツの科学者。1926年に蛍光粉末(蛍光体)を密封した管内に圧力をかけ、電気を走らせることで紫外線を均一な白い光に変換する蛍光灯プロトタイプを発明しました。

それから、100年以上の年月をかけてドイツ・アメリカなどの海外の研究機関やメーカー。そして、日本の東芝やパナソニックなどの企業が技術を集めて改良を加えていった結果、現在ご家庭に普及している蛍光灯が完成しました。

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蛍光灯の構造と仕組み

蛍光灯の内部には水銀ガスが封入されている

蛍光灯の内部にはガスが入っています。このガスは「水銀ガス」です。水銀と聞くと、公害病の発生源となる有害物質というイメージがありますよね。しかし、心配はありません。蛍光灯の内部にある水銀ガスはごく低濃度で、仮に蛍光灯が割れて内部のガスが流出したとしても人体に害はほぼありません。

ただ、もしも蛍光灯が破損してしまった場合には破片で手を切らないように注意してお掃除してくださいね。

蛍光灯が光る仕組みは原子の振動にある

この水銀ガスに、電極から電気(電子)を飛ばしてガスに衝突させます。ガス内にある目に見えないほど微細な水銀の粒子に、電子をぶつけて振動させるわけです。

水銀原子と紫外線について

高校で化学を選択していた方はご存知かと思いますが、水銀は80の番号を付けられている原子です。原子に何かがぶつかって振動すると、紫外線が発生します。紫外線といえば、赤外線と同じく視認できない光線のことですよね。

蛍光灯の管は白く濁っている

蛍光灯の管には、白濁色の塗料が塗られています。この塗料が蛍光塗料と呼ばれるもの。蛍光ペンなどにも使用されていますよね。この蛍光塗料が前述した「蛍光体」と呼ばれる物質です。

蛍光灯の管内部で発生したこの視認できない紫外線は蛍光灯に塗られた蛍光塗料(蛍光体)を通過することで、私たちが視認できる光となってご自宅のお部屋を照らしているのです。

蛍光灯の寿命

蛍光灯の寿命は6,000~12,000時間と幅がある

蛍光灯の寿命はその使用環境によってかなり変わってきます。頻繁に蛍光灯を点けたり消したりしていると6,000時間(約250日)ほどで寿命を迎えます。主にフィラメント部分が劣化して損傷するのが寿命を迎える原因です。

安定器の異常も蛍光灯の寿命を縮める

また、安定器と呼ばれる部品に故障・不具合が発生していても、蛍光灯の寿命はグンと短縮します。安定器とは、蛍光灯に送る電流の量を一定に保つ役割を担っている部品です。

「あまり蛍光灯をつけたり消したりしていないのに、6,000時間もかからずつきが悪くなるな…」というご家庭の場合には、この安定器が故障している可能性があります。

スタンドライトはLEDがおすすめ!

そのため、頻繁にオンオフを切り替えるデスクのスタンドライトなどは長寿命なLEDライトのほうが向いているでしょう。逆に、あまりオンオフを切り替えないお部屋の光源であれば蛍光灯でもほとんど不便を感じないかもしれませんね。

ちなみのLEDライト・白熱電球の寿命は?

蛍光灯のほかにも、ご家庭で使用されている光源・ライトはいくつか種類がありますよね。例えば、LEDライトの寿命は平均して40,000時間ほどだと言われています。蛍光灯の倍以上長い寿命があるわけです。また、昭和の後半まで主流の光源として利用されていた「白熱電球」については、1,000時間~2,000時間ほどの寿命しかありません。

LEDライトは、数年前までは蛍光灯よりも数倍以上の値段で売られていることも珍しくありませんでした。しかし、最近は、その価格差もずいぶん埋まってきています。

なぜ短命な白熱電球が重宝されていたの?

また、蛍光灯が日本の市場に登場したのは1940年代のことです。蛍光灯が販売開始された当時は、蛍光灯の価格が白熱電球よりも数倍以上高かったために、より安価な白熱電球が庶民の家を照らしていました。

丸型蛍光灯を最初に販売したのは?

蛍光灯の価格が落ち着いてきた1970年代~1980年代になってようやく一般家庭でも蛍光灯が主流となり始めたのです。皆さんがよく知っている丸型の蛍光灯が登場したのも、この年代になってから。ちなみに、国内発の丸型蛍光灯は日立が開発したと言われています。それまではシンプルな棒状か、電球型の蛍光灯が主力製品でした。

白熱電球・蛍光灯・LEDの料金を調べよう

適切な光源を選ぶ際には「寿命」も重要なファクターですよね。白熱電球・蛍光灯・LEDの価格差はわりと頻繁に変動します。購入前に、各製品の価格差を調べておくと良いでしょう。

寿命だけでは語れない光源の奥深さ

最近は白熱電球の生産をストップしているメーカーさんも増えていますね。ただ、白熱電球のノスタルジックな見た目に惹かれている方も多いです。私も、作業場は暖色系の白熱電球を使っています。寿命は短いですが、インテリアとして白熱電球を愛している方もきっとたくさんいると思うので、完全に生産停止になるのは寂しいですね。

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蛍光灯がつかない原因4選!

四大蛍光灯がつかない問題を解説

それでは、ここからは蛍光灯がつかない原因について具体的に見ていくことにしましょう。蛍光灯がつかない原因は大きく分けて4つ存在します。今回は「四大!蛍光灯がつかない原因」を、対処法とセットでご紹介しましょう。

蛍光灯がつかない原因①:照明器具側の故障

照明器具側が故障している場合も多い

特に新品に交換しても蛍光灯がつかない原因として考えられるのが、照明器具側の故障です。蛍光灯そのものには不具合がなくても、それを設置する照明器具側が故障していれば当然、蛍光灯はつきません。

照明器具側も、長時間使用していると通電用の配線コードが劣化していきます。素材のなかでもゴムは10年ほどで交換が必要となるほど劣化してしまうことも少なくありません。

照明器具側の故障は、ショートや漏電による感電や火災の原因ともなりますので特に注意したいところです。

10年以上ノーメンテナンスのご家庭はご注意!

「蛍光灯を新品に交換したけどつかない・つきが悪い」と感じたならば、蛍光灯を付ける側。すなわち、照明器具側の故障を疑ってみましょう。また、「最近、電気代が少し高くなっているような…」と感じたなら漏電が原因かもしれません。

照明器具はホームセンターなどで売られているほか、通販などでも購入できます。10年以上、照明器具をノーメンテナンスでご使用しているご家庭は、これを機会に1度点検・交換をしておくことをおすすめします。

DIYで照明器具やシーリングライトを交換したくなりますよね?ただ、まるまる照明器具交換をする場合には電気工事士の免許が必要になります。危険が伴う作業なので、やはり専門の業者さんに依頼しましょう。ホームセンターなどで作業の発注が可能です。

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蛍光灯がつかない原因②:点灯管(グローランプ)の故障

蛍光灯に付属している点灯管(グローランプ)とは?

皆さんのご家庭にある蛍光灯には、おそらく「点灯管(グローランプ)」と呼ばれる部品が付いているものが多いかと思います。

点灯管とは、蛍光灯などの光源となる照明器具に付属している細かな豆電球のような形状をした部品です。

点灯管は放電管の1種で、グローランプやグロースターター、グロー球とも呼ばれています。「グロー(glow)」とは「光」「輝き」という意味の英語です。世界的に人気のPCゲーム、マインクラフトをプレイしたことがある方ならば「グローストーン」というブロックをご存知かと思います。あの「グロー」と同じ単語です。

蛍光灯に付属している点灯管(グローランプ)の役割とは?

蛍光灯は光源として輝く前に、蛍光灯の管内にあるフィラメント(電極)をある程度の温度まで熱する必要があります。この熱するための役割を担うのが点灯管です。少し語弊がありますが、焚火を燃やすための着火剤のような役割を担っている部品だと思ってください。この部品に不具合が発生すると、蛍光灯が本来の性能を発揮できなくなります。

蛍光灯に付属している点灯管(グローランプ)の寿命とは?

蛍光灯と同じく、この点灯管にも寿命があります。点灯管の寿命は平均して4年~8年ほどです。蛍光灯本体よりもずいぶん長い寿命がある部品ですので、交換の機会にまだ遭遇していないという方もいるかもしれませんね。

点灯管(グローランプ)はどこで入手できるの?

点灯管は普通にホームセンターやスーパー、ドラッグストア。そして、Amazonや楽天などの通販サイトで販売されている部品です。下記に点灯管の一例をご紹介しておきますね。

点灯管(グローランプ)の種類

ねじ込み式と、2本足タイプの2種類があります。照明器具の製品ごとに最適な点灯管の種類は変わってきます。1度ご家庭にある照明器具に付いている点灯管の形状を確認してみましょう。

  1. ねじ込み式の点灯管は、ネジを回すようにクルクルと本体をねじりつつ脱着していきます。
  2. 2本足タイプの点灯管は、照明器具に点灯管のための差込口が2つ設けられており、その穴に対して点灯管本体を45度回すことで脱着できます。

どちらも「ねじりながら脱着する」という共通点がありますね。ご家庭にある蛍光灯の場合には、一般的にねじ込み式の点灯管のほうが2本足タイプの点灯管よりも多いですね。ちなみに、私の自宅にある蛍光灯も、ねじ込み式の点灯管が付いています。

蛍光灯がつかない原因③:安定器の故障

安定器の故障も蛍光灯の不具合発生理由としては頻出!

安定器の故障も、蛍光灯がつかない・つきが悪い理由として挙げられます。安定器の故障とは、具体的には安定器内部の絶縁体部分やコイルが劣化していたり、内臓されたコンデンサーが傷んでいたりといった不具合です。

皆さんのご家庭にある安定器は大きく分けて以下の3種類に分かれています。

  1. インバーター式
  2. グロースターター式
  3. ラピッドスタート式

インバーター式の安定器とは?

インバーター式は、オール電式部品のみで構成されている安定器です。新築のご家庭や、まだ新しいマンション・アパートなどに備え付けてある照明器具は、その多くがこのインバーター式の安定器を採用しています。

従来の「熱」ではなく「高周波」によって点灯する方式で、電源スイッチを入れてから遅延なくすぐに蛍光灯を照明させることができるのが特徴です。

グロースタート式の安定器とは?

グロースタート式は、点灯管(グロースターター)との連携によって蛍光灯内部のフィラメント(電極)に熱を加えて蛍光灯を照明させるいわゆる「旧式の照明器具」に多く採用されている安定器です。昭和~平成はじめの頃に生産されている照明器具はその多くが、このグロースタート式を採用しています。

グロースタート式の安定器の特徴は何といってもコンパクトで軽いことです。ただし、点灯管(グロースターター)を経由させて蛍光灯を光らせるという仕組みのため、スイッチを入れてから蛍光灯が明るくなるまでにかかる時間がもっとも長いです。

ラピッドスタート式の安定器とは?

ラピッドスタート式はグロースタート式から点灯管(グロースターター)を除去したタイプの安定器です。点灯管ではなく大きく重量のある変圧器により電極(フィラメント)に熱を加えることで蛍光灯を光らせます。

「ラピッド=早い」の名前のとおり、スイッチを入れてから蛍光灯が明るくなるまでにかかる時間が短縮されています。ただし、変圧器を利用している関係上、安定期自体が重く大きいのが難点だと言われています。

安定器の交換には電気工事士の免許が必要!

基本的に、どの種類の安定器であっても交換修理には「電気工事士」の免許が必要です。手順自体は簡単ですが、やはり電気関連の工事は専門知識がないと感電や漏電火災などの危険が伴いますからね。

安定器について知ることで費用を節約できる?

ただし、もし専門業者に依頼する場合であっても安定器やソケットのみを交換するのと、照明器具をまるごと交換するのとでは費用に大きな差が生じます。仮に費用をできるだけおさえて蛍光灯をつくように修理したいなどの事情があるのであれば、あらかじめ安定器・ソケットの交換のみを依頼しておくというのもおすすめです。

蛍光灯がつかない原因④:寿命・接触不良

新品の蛍光灯に交換してから寿命の6,000時間以上が経過

寿命については先述したとおりです。もしも、蛍光灯を新品に交換してから6,000時間以上が経っている場合には、蛍光灯の寿命が尽きかけている可能性が高くなります。新品の蛍光灯にチェンジしましょう。

また、新品の蛍光灯に交換したのになかなかつかないorつきが悪いという方。照明器具の不具合を疑う前に、まずは蛍光灯本体がきちんと照明器具に装着されているのかを確認しましょう。

私は「これ初期不良か?よっしゃ!照明器具買い替えよ!」とすぐに新品交換してしまいました。結局、数日後によく確かめると単に接触不良だっただけ。己のおマヌケさに涙がチョチョ切れます。

蛍光灯の接触不良の対処方法とは?

接触不良の対処法としては、付け直すのはもちろんですが手で少し蛍光灯をずらすだけでも改善する場合もあります。蛍光灯を付け直すにしても、手でずらすにしても、必ず電源はオフにしましょう。感電する可能性がありますからね。

直管蛍光灯を丸形蛍光灯に変更できる?

自宅にある直管蛍光灯を丸形蛍光灯に変更したい!

直管蛍光灯を丸形蛍光灯に変更することは可能です。ただし、DIY感覚で素人が動画などを参考にしながら取り換えることはできません。やはり、この作業にも電気工事士の免許が必要です。

直管蛍光灯とは?

昭和の時代に建築された建物のなかには、丸形蛍光灯ではなく直管蛍光灯を天井などに備え付けてある場合が多いです。直管蛍光灯は学校などの施設で今も採用されている円柱型の細長い形状をした蛍光灯のこと。

お好みの照明器具・シーリングライトをチョイスしよう!

ホームセンターなどで照明器具を購入すれば、セットで工事依頼をすることができますので、お好みの形状の照明を選択しましょう。あらかじめAmazonや楽天などでシーリングライト(照明器具)の製品について、どんなものがあるのかリサーチしておくのもよいですね。

まとめ

蛍光灯で生活を明るくしよう!

暗いお部屋では気分まで暗くなってしまいますよね。蛍光灯がなかなかつかない原因は、やはり寿命によるところが最も多いです。ただ、新品に交換してもつきが悪い場合には、接触不良や安定器、照明器具の異常などが考えられます。

もしも、ご家庭にある蛍光灯や照明器具を長い間、メンテナンスしていなかったという方は、この機会に点検や買い替えを検討してみるのもよいでしょう。蛍光灯の明るい光のなかで、皆さんが楽しく日常を送れることを祈っております!

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