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コールマン「タフワイドドーム」をご紹介!種類や使い勝手は?設営・撤収方法も解説

人気&有名なアウトドアブランド「コールマン」が売り出しているテント、「タフワイドドーム」をご存知ですか?

読んで字のごとくタフ(頑丈)でワイド(幅広)なドーム型のテント、タフワイドドームはソロキャンパーからファミリーキャンパーにまで広く愛用されている大人気製品です。

今回はなぜ、ここまでタフワイドドームは浸透したのか?タフワイドドームの概要から種類、組み立て・片付けなどの実際の使い勝手などをご紹介します。

タフワイドドームの購入を検討している方はぜひ当記事を参考にして、後悔のない選択をしてください!

目次

コールマンの「タフワイドドーム」とは?

コールマンのロングセラー商品

 

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1900年にアメリカで産声をあげたアウトドアギアブランドのコールマン。このコールマンが2003年から売り出しているロングセラー商品がタフワイドドームです。簡単な設営方法と、頑強な構造設計の2つの要素をあわせもつ、質実剛健な製品。ソロからファミリーまで幅広いキャンプシーンで活躍してくれる高いポテンシャルを秘めたテントとなっています。

シンプルなデザインと構造設計

 

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タフワイドドームをひと言で表すなら「シンプル」。作りもデザインも、正直そこまで奇抜なものではありません。おそらく、無名ブランドのB級品にも、似たようなシルエットのテントはあるのではないでしょうか。それくらいに、シンプルなデザインと構造設計をしています。

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コールマンの「タフワイドドーム」はなぜ人気なの?

「王道」はただひたすらに追求したタフワイドドーム

 

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そんなテントがなぜ、長く世界中で愛用されているのか。その理由もまたシンプル。「定番のテントといえば?」という質問をベテランキャンパーさんに投げかけると、「それは、コールマンのタフワイドドームだよ!」と回答が返ってくるくらいに「王道」な製品だからです。

  1. 設営・撤収の方法さえ理解してしまえば1人でも簡単に使用できる使い勝手の良さ。
  2. 急な強風でも形状を崩さずに内部空間を保てる頑強さ。
  3. 強雨のなかでも水漏れせず、適度に湿度を逃がしてくれる快適性。

キャンパーの方たちが、テントに求めている機能をこれでもかと追求したタフワイドドームは、奇抜さこそありませんが、いわゆる「スタンダード王道テント」として安心して長く使用できる一級品に仕上がっています。

タフワイドドームは名前負けしていないか?

 

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また、タフワイドドームはその名前の示すとおり、縦横の幅が約3mも確保されています。そして、ドームテント内の高さも1.8m。高めの身長の成人男性が余裕をもって寛げるだけのワイド空間を保証してくれます。例えば、成人の方であれば4~6人ほどが眠ることができるだけの就寝スペースを備えています。

圧倒的な開放感はキャンパーの体調を良好に

 

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縦横の幅も魅力ですが、何といっても高さが実に180cmもあるのが特徴的です。テントのような密閉空間内では天井の高さは快適性に直結する重要な部分となります。天井が高いほど、人は開放感を得ることができます。あまりにコンパクトすぎるテントでは、起床時や就寝時に足を伸ばせず、エコノミークラス症候群にかかる危険性があります。

タフワイドドームが幅広い世代におすすめ理由

 

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タフワイドドームであれば、外部からの視線がないプライベートなテント空間のなかで、ゆったりと手足を伸ばすことも可能です。特に、30歳を過ぎたナイスミドル世代のキャンパーさんたちや、小さなお子さんの世話に追われるママキャンパーさんたちはタフワイドドームのような広いプライベート空間を確保できるテントがおすすめですね!

コールマンの「タフワイドドーム」の種類

現行のタフワイドドームには3種類のカラーバリエーションがある

現行販売されているタフワイドドームは正式には「タフワイドドームⅣ/300」と呼ばれています。「Ⅳ(フォー!)」の文字が表すように第四世代型のタフワイドドームとなっています。単品で売られているものと、初心者向けのスターターパックセットとして付属品も同梱されているものの2パターンが販売されています。

インディゴカラーのタフワイドドーム

そして、スタンダードな緑とベージュの2色カラーになっている製品の他にも、アウトドアギアを開発している「モンロ」社とのコラボレーション製品である「インディゴカラー」の鮮やかなタフワイドドーム。ちなみにこちらはテントカラーに合わせたキャンプテーブルとキャンプチェアが同梱しているバリューセットです。

バーガンディカラーのタフワイドドーム

さらに、紅葉のようなシックで落ち着いた色合いをした「バーガンディカラー」の特別タフワイドドームも購入することができます。どの色でも、機能性には変化はありません。あなたのセンスにあったカラーのタフワイドドームをチョイスしてください。

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コールマンの「タフワイドドーム」の使い勝手は?

使い勝手抜群なタフワイドドーム

 

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繁忙期に少し大きめのキャンプ場に行くと、緑色とベージュで塗られたずんぐりとしたテントが必ず1つは目に入るかと思います。キャンプはソロ~ファミリーをはじめ、例えば大学の友人同士や趣味仲間たちなどと一緒に楽しめるレジャーですよね。テントの利用者も、キャンプシーンによって1人~6人以上とかなり増減します。そんな人数の増減に柔軟に対応してくれるタフワイドドームは、使い勝手が抜群に良いテントとしても有名です。

大人でも中腰にならずに立って着替えができる

 

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ドームタイプのテントですので、最大1.8mの高さがあるといっても端っこのほうはやはり丈が低くなります。そのため、ファミリーキャンプであれば、お父さんやお母さんはテントの中央部で。子供さんはテントの端っこで着替えなどの作業を行うようにすると、より使い勝手が向上します。例えば、成人男性の平均身長は約170cm、つまり1.7mほど。タフワイドドームであれば、大人であっても腰をかがめずに立ったまま着替えができます。

紅のたぬきち
紅のたぬきち
ちなみに、私の身長は170cmありません…。「平均」って何だろうね。

ベンチレーション機能で快適性をアップ!

 

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テントを選ぶ際には「ベンチレーション」の機能も重視したいところですよね。ベンチレーション(ventilation)とは、「風通し」「通気性」という意味。テントは製品によっては側面に通気用の窓が付いているものがあります。タフワイドドームも、側面部分にベンチレーション用の窓がしっかりと備え付けてあるのです。これによって、夏場の蒸れる時期であってもテント内に熱がこもることなく快適な内部空間を確保することができます。

直結させる骨組みのポールがテントの形状に曲がっている

 

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タフワイドドームはポールを直結させて骨組みを構成することで、テント設営をしていきます。激安テントの場合には、ピンと直線状態のポールを、力をかけて折り曲げながらテント完成時の形状にしていきますよね。そのときに力加減を間違えると「ポキっ」とポールが折れてしまうことも少なくありません。

直感的にポールを連結させていくだけでOK

コールマンのタフワイドドームの場合は、激安テントのようにポールを曲げるのに力をかける必要はありません。直結させるポールはすでにある程度テント完成時の形状に曲げられています。そのため、特に考える余地もなく、ただ直感的に組み合わせていくだけで完成時の形状にまで辿り着くことができます。こういった細部へのこだわりが優れた使い勝手に繋がっていくわけですね。

ロゴの位置がテントの前方部にあるのも嬉しい

 

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タフワイドドームのテント布地には、コールマンのロゴが入っています。このロゴ自体がなかなかにおしゃれですが、実はこのロゴがあることで設営時の手間を1つ減らすことができます。テントの布地には、実は前と後ろの概念があります。正しい方向配置でテント設営をすることで、布地が本来もっているポテンシャルを100%引き出すことができるようになります。

「どっちが前で、どっちが後ろや?」

ただ、設営にあまり慣れていない方だと、「どっちが前で、どっちが後ろや?」と迷われることも多いですよね。タフワイドドームであれば、テントの前面部分にロゴが分かりやすく入れられているので、前後の方向にいちいち迷うことはありません。

タフワイドドームのデメリット

 

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あえて言うのなら、あまりに使い勝手が良すぎて利用者が多いのも、ちょっと考え物かもしれませんね。大きいキャンプ場だと、まあカブる。区切りのないフリーのキャンプサイトだと「あれ?同じ柄のテントが一杯ある…どれがワイのテントや!?」と迷われるかもしれません。リボンなどのアクセサリーを付けてデコレーションしておくと、目印になって良いですよ!

紅のたぬきち
紅のたぬきち
ちなみに私は応援している野球チームの帽子を、目印としてテント脇にかけています。2回、小学生に盗まれました。

コールマンの「タフワイドドーム」の設営方法

「インナーテント」と「フライシート」の2つのパーツに分かれている

 

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タフワイドドームをはじめドームタイプのテントの多くは、「インナーテント」「フライシート」の2つのパーツに分かれています。2重の構造になっているわけですね。これによって、インナーテントの内部。すなわち、テントの室内空間に雨が侵入したり、結露が発生したりといった事態を未然に防止することができます。

空気の層が快適性を大幅アップ

また、フライシートをペグでおさえる際には、ピンと張った状態で固定する必要があります。フライシートをインナーテントを覆うようにピンと張りながら連結させることで、フライシートとインナーテントの間に隙間が生じます。この隙間が空気の層となり、断熱効果やエアフロー(換気)効果をタフワイドドームに付与してくれます。

具体的な設営方法の手順1

それでは、実際にタフワイドドームの具体的な設営方法・張り方を見ていきましょう。まずは、ポール2本を連結させます。ポールを連結させる際には、1本ずつしっかりと繋げていきましょう。

具体的な設営方法の手順2

ポールを連結させたなら、次に2本のポールを十字にクロスさせるように固定し、インナーテントの通し穴に入れていきます。通し穴にポールを入れたなら、そのまま上方向に持ち上げてください。すると、十字形のポールに支えられた状態でインナーテントが設営されます。

具体的な設営方法の手順3

 

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インナーテントが設営できたなら、次はフライシートです。フライシートをインナーテントのうえに被せるように覆っていきます。そして、フライシートをインナーテントに覆い被せたならフライシートに付いているロープを引っ張り、テンションをかけつつペグを打ち込みましょう。

具体的な設営方法の手順4

これで設営は完了です。ペグをピンとしっかり固定して張らないと、タフワイドドームの本来の性能は発揮できません。また、突風に煽られてフライシートが飛んでいってしまうこともあるので、ペグの打ち込み作業は特に気を付けて行っていきましょう。

タフワイドドームの「キャノピー」の設営方法は?

タフワイドドームは出入口となる玄関部分に、雨や日光を遮る「ひさし」の役割をしてくれるキャノピーを作ることができます。タフワイドドームのキャノピーは、フライシートを張ったあとで最後の最後に設営・固定していきます。

多少の風や雨ではビクともしないキャノピーの完成!

キャノピー用のポールをテント本体の布地にある通し穴にかけて、ロープとペグでしっかりと固定しましょう。ロープとペグを使って少し過剰なくらいに固定してあげると、多少の風雨くらいではビクともしないキャノピーを、タフワイドドームに設置できます。

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コールマンの「タフワイドドーム」の撤収方法

正しい撤収方法を守れば次回のキャンプでスムーズに使える

 

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キャンプ場はチェックアウトの時間が決まっているところが多いですよね。そのため、テントは設営よりも撤収のほうが作業が雑になりがち。ただ、正しい撤収方法を守らないと、テントを傷めてしまったり、次回のキャンプでスムーズに設営ができなかったりといった不具合が起こるかもしれません。タフワイドドームは撤収方法も簡単ですので、ぜひこの機会に正しいやり方を習得していってください!

具体的な撤収方法の手順1

まずは、フライシートを取り外しましょう。ペグを引き抜き、ロープを緩めてから、優しくフライシートをインナーテントから外していきます。そして、インナーテントの設置穴に通っているポールを慎重に抜いていきましょう。ポールは「引く」のではなく「押し」て穴から出していきます。

具体的な撤収方法の手順2

 

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直結されているポールを外してから折りたたみ、ポール収納ケースに入れておきましょう。次にフライシートの片付けです。フライシートをちょうど半分に折りたたむ感じで、二つ折りにしていきます。

具体的な撤収方法の手順3

フライシートを二つ折りにできたなら、次に両端をさらに折り込みます。ちょうど長方形になるように四角に畳んでいきましょう。これを繰り返していき、収納袋のサイズになるまで折りたたんでいけばOKです。

具体的な撤収方法の手順4

フライシートを畳めたなら、次はインナーテントの片付けです。インナーテントにはファスナー付きの開閉扉が設けられています。インナーテント内に溜まっている空気が残っているままだと、上手に畳むことができません。あらかじめ、開閉扉のファスナーを少し開いておき、空気の逃げ道を作ってあげてください。

具体的な撤収方法の手順5

インナーテントを、アジの開きのように平面に広げておきます。長方形になるようにインナーテントを開けたなら、両端から折りたたんでいきましょう。半分に折りたたみ、さらにもう半分にといった感じで四分の一のサイズになるまで畳んでいきます。

具体的な撤収方法の手順6

四分の一のサイズになるまで、インナーテントを畳めたなら、30cmほどずらすようにして、もう1度インナーテントを折ってください。そして、インナーテントのうえに畳んだフライシートをのせて、そのうえからポールをしまった収納袋を置きます。

具体的な撤収方法の手順7

このポールをしまった収納袋を軸にして、クルクルとインナーテント&フライシートを巻いていきます。イメージとしては巻き寿司を作るような感じですね。クルクルと巻けたなら、最後にタフワイドドームに付属している専用のケースに、ペグやロープなどの部品と一緒にすっぽりと入れておけば撤収作業は完了です!

まとめ

あなたの「ちょうどいい」を実感できるタフワイドドーム

 

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特にこれからキャンプを始めようかと考えている方は、テント選びで迷われることと思います。今では市場には価格が高いテントから安いテントまで、さまざまな品が並んでいますよね。コールマンのタフワイドドームは正直、そこまで安い製品というわけではありません。ただ、品質や使い勝手は折り紙つきです。

サイズ感から耐久性まで、あなたの「ちょうどいい」に合わせてくれるコールマンのタフワイドドームを、ぜひ手に取ってみてください。きっと、あなたのキャンプライフをより楽しいものに変化させてくれるはずですよ!

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