電気(充電式)湯たんぽって爆発するの?
そんな心配をしている方が多いとの声を受け、実際に電気(充電式)湯たんぽを使ってきた私がその真相を解説します。電気(充電式)湯たんぽを使っていくには、中身の仕組みについても把握しておく必要があります。今回は、電気(充電式)湯たんぽの仕組みと寿命に廃棄・捨て方までご紹介!
- 電気(充電式)湯たんぽが爆発するって噂の真相
- 電気(充電式)湯たんぽの中身って?構造・仕組み
- 電気(充電式)湯たんぽの寿命と壊れたときの捨て方
電気(充電式)湯たんぽは爆発する?
【真相】間違った使い方をすると爆発する可能性がある!
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電気(充電式)湯たんぽは取扱説明書に書かれている「正しい使い方」を守らないと、爆発事故に繋がる危険性を孕んでいます。2011年には、株式会社イトウと株式会社ヒロ・コーポレーションがタッグを組んで販売していた製品「エコ湯たんぽ」が、大きな事故に繋がる危険性があるとしてリコールされる事態が発生しました。
電気(充電式)湯たんぽは、水交換が一切不要で1回あたり2円ほどのコストで繰り返し使用できる大変便利なアイテムですが、いい加減な使用方法は絶対にNG!実際に使っていく前には必ず製品付属のマニュアルに目を通しておきましょう!
裏を返せば「正しい使い方」さえ守れば爆発することなどない
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これを聞くと「え?そんな危険物をお布団・ベッドに入れるなんて心配だなあ……」と思われる方が多いかもですが、大丈夫です。繰り返しになりますが、製品に付属しているマニュアルをちゃんと守れば、爆発することなんてありません!また、最近では「防爆構造」と呼ばれる機構を取り入れた爆発事故を未然に防止できる電気(充電式)湯たんぽが主流となっています。もちろん、間違った使い方をするのは論外ですが、それでも以前と比較すると各段に電気(充電式)湯たんぽの安全性は向上しています。
爆発事故は間違った充電のやり方が原因で発生する
電気(充電式)湯たんぽの爆発事故について結論から申し上げますと、そのほぼ全てが「間違った充電のやり方」を原因として発生しています。一般的に電気(充電式)湯たんぽは、横(地面と平行)にして付属の充電器と接続し、電力を充填していきます。
爆発・火災を招く間違った使い方の一例は?
このときに①電気(充電式)湯たんぽを縦置きしてしまったり、②お布団・ベッドのなかに密封した状態で充電してしまったり、③外装カバーを取り外さずに充電してしまったりすると充電器からの発熱によって電気(充電式)湯たんぽ本体のなかにあるバッテリーやヒーターに故障・不具合が発生。爆発・発火などの事故に繋がる可能性があるのです。それでは、次項からは具体的に電気(充電式)湯たんぽの中身について、どうなっているのかを見ていきましょう。
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電気(充電式)湯たんぽの中身の仕組み
電気(充電式)湯たんぽの中身の仕組みはとてもシンプル!
電気(充電式)湯たんぽの中身の仕組みはとても単純です。内部に搭載されている電気ヒーターで、タンク内の水や蓄熱液(弱塩化ナトリウム水溶液)を適度に加熱。そして、そこから発生した温熱を電気(充電式)湯たんぽ全体に伝達して、優しいぬくもりを維持・継続させます。
電気(充電式)湯たんぽは1回水を入れれば交換は不要
電気(充電式)湯たんぽの仕組みは、通常の湯たんぽと比較すると似ているようでかなり違いがあります。電気(充電式)湯たんぽは、基本的に製品開封後に水や蓄熱液(弱塩化ナトリウム水溶液)を1回だけ本体に充填してしまえば、以降は交換不要でずっと使い続けることができます。
従来のレトロ湯たんぽにあった面倒くささを克服するために生まれた
対して、従来の湯たんぽは1回使用するごとに本体内部の水(お湯)を廃棄・交換しなければいけません。ある意味で、電気(充電式)湯たんぽは従来の湯たんぽにあった廃棄・交換の手間を省略するために開発された製品と言えるかもしれませんね。
中身の仕組みとしてヒーターが搭載されているのがポイント!
従来のレトロ湯たんぽにはなかった「ヒーター」が、中身の仕組みとして取り入れているのが最大の違いです。電気ヒーターは文字通り「熱を発する電子機械」です。例えば、電気ストーブを想像してみてください。電気ストーブを逆さまにしたり、傾けたりして使用するとどうなるでしょうか。火災事故に繋がる危険性がありますよね。電気(充電式)湯たんぽについても同じことが言えます。
中身の仕組みを理解すれば爆発させることなく安全に使用できる
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仕組みとしてヒーターが内蔵されているのをきちんと把握しておくだけでも、「ああ、それじゃあ充電中には逆さまにしたり、傾けたりしないように注意しないとなあ……」と思えるようになりますね。電気(充電式)湯たんぽの充電時間は製品ごとに異なりますが、おおよそ10分前後で満タンとなります。わずか10分、されど10分。正しいやり方で充電して、爆発や火災などの事故とは縁のないぬくぬくライフを過ごしましょう。>>おすすめの電気(充電式)湯たんぽ10選!コードレスの最新&人気製品は?
電気(充電式)湯たんぽの寿命
電気(充電式)湯たんぽの寿命は使用頻度によって変動する
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電気(充電式)湯たんぽの寿命は、単純に「〇年」というふうには断定できません。電気(充電式)湯たんぽは、従来のレトロ湯たんぽと違って、内部にヒーターが搭載されていますので寿命は存在します。目安としては1,000回ほど繰り返し使用すると買い替え時(寿命)だとユーザー間では言われていますね。
メーカーの保証期間から寿命を推察する
日本の家電には、メーカーによって保証期間が定められているものがあります。例えば、PCモニターや電気毛布、電気ストーブなどの家電は1~3年程度の保証期間を設けているメーカーが多いですね。電気(充電式)湯たんぽも、メーカーによっては無償の保証期間が用意されているところがあります。電気(充電式)湯たんぽの保証期間として、よく見るのが「1年」です。
家電の保証期間は寿命と密接に関連している
購入から1年以内であれば、故障・不具合が発生したときには該当メーカーが無償で交換保証をしてくれます。一般的には、電化製品の保証期間は「その製品の寿命」によって長くなったり短くなったりします。エアコンや冷蔵庫などの10~20年以上、継続使用できるようなタフな家電の場合は保証期間は5~7年ほど確保されているケースが多いです。
電気(充電式)湯たんぽの寿命目安は3年~
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だいたい、保証期間を×3倍した程度の期間が寿命の目安といえるかもしれませんね。そこから簡単に推察するに、電気(充電式)湯たんぽの寿命目安は3年~と考えられます。
3年~の寿命は十分にコストパフォーマンスの高さを感じられる
「寿命3年って、意外と短いんだな……」と思われるかもしれませんが、電気(充電式)湯たんぽは2,000~5,000円程度の価格帯で販売されている製品です。1回の使用にかかる電気料金が2円ほど。1か月使用しても、60円~しかコストがかかりません。そう考えると、かなりコスパに優れた家電であることが分かるかと思います。もちろん、寿命目安の3年が過ぎても製品自体に問題がなければ使用を続けられます!
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電気(充電式)湯たんぽの壊れたときの捨て方
電気(充電式)湯たんぽの水・蓄熱液は水道に捨てられるの?
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電気(充電式)湯たんぽが壊れたときには、当たり前ですが廃棄することになりますよね。意外と電気(充電式)湯たんぽの捨て方について迷われている方がいるとのことですので、今回はそこについても解説させていただきます。
小型家電の捨て方・廃棄方法で処理していこう
結論から申し上げますと、電気(充電式)湯たんぽは「小型家電」として廃棄する必要があります。自治体によって異なりますが、電気ポットなどと同じ扱いでの捨て方になる地域が多いですね。参考|静岡県富士市:小型家電の出し方
まずは水・蓄熱液を廃棄しよう
捨て方としては、まず電気(充電式)湯たんぽ本体の内部にある水・蓄熱液を廃棄してから、処理していくことになります。水が入っている電気(充電式)湯たんぽであれば、そのまま水道にジャーッと流してしまって大丈夫です。
蓄熱液(弱塩化ナトリウム水溶液)の捨て方は?
蓄熱液(弱塩化ナトリウム水溶液)が入っている電気(充電式)湯たんぽの場合にも、基本的に水道にそのまま流してしまって問題はありません。蓄熱液として使われている弱塩化ナトリウム水溶液は、簡単に言ってしまえば「薄めた塩水のようなもの」なので、捨て方にそこまで悩む必要はありません。他の種類の蓄熱液が使われている場合はこの限りではありませんのでご注意ください。
まとめ
正しく使えば安心・安全に使用できる電気(充電式)湯たんぽで温かい冬を過ごそう
爆発・火災などの事故に繋がる危険性があった電気(充電式)湯たんぽ。たびかさなる技術革新によって、防爆構造などの工夫が取り入れられ、事故が発生する危険性はかなり引き下げられました。しかし、間違った使い方をすれば、危険が伴うのは他の家電と変わりません。
電気(充電式)湯たんぽと賢く付き合っていこう!
例えば、ドライヤーだって間違った使い方をすれば火災事故の原因になっちゃいますからね。皆さんであれば、電気(充電式)湯たんぽを正しく使いこなすなんて、お茶の子さいさいのはずです!今回、ご紹介した電気(充電式)湯たんぽの仕組みや寿命などを参考にしつつ、正しい使い方を順守して温かい冬を過ごしてください!それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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