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オキシクリーン(酸素系漂白剤)の詳細な成分と使い方とは?注意したい危険性を解説!

私の年齢世代では漂白剤といえば「塩素系」が主流でした。塩素を成分表のメインにすえた塩素系漂白剤は、ほんの数分~数十分汚れた洗濯物を漬け込むだけで真っ白な状態に戻してくれる便利なアイテムです。

ただし、塩素系漂白剤はどうしても、衣類や金属を傷めてしまうことがありますよね。効果が強すぎるのか、それとも塩素成分そのものがよくないのか。理由はどうあれ、ご家庭での使用には少しだけ注意を要するシロモノです。

そんな漂白剤事情を一変させる可能性がある商品が、最近では巷でブームを起こしているそうな。それが今回ご紹介する「オキシクリーン(酸素系漂白剤)」です。この記事では、オキシクリーン(酸素系漂白剤)の成分と詳細。そして、種類や原産国に加えて安全性と注意したい危険性について徹底解説していきます。

最近、流行のオキシクリーン。その全てを知りたい方はぜひ最後までお付き合いください。「そんなゴタクはどうでもイイからとにかくオキシクリーンが欲しいんだよ!」というせっかちさんは上記リンクからオキシクリーン(酸素系漂白剤)を購入できます。

紅のたぬきち
紅のたぬきち
フンだ…。
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目次

オキシクリーン(酸素系漂白剤)とは?

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は酸素のパワーで汚れを落とす

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は酸素のパワーで汚れを落とす、新開発された酸素系の漂白剤です。もともとはアメリカ製の洗剤。チャーチ&ドワイシャという会社が開発販売している登録商標で、日本ではグラフィコという会社が正規代理店として販売しています。ちなみに、日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)といっても生産されているのは中国です。

さまざまな汚れものに対応できる

食器やまな板などの台所用品はもちろん、衣類などの洗濯物にまで柔軟に対応できるのがオキシクリーン(酸素系漂白剤)の特徴。また、塩素系と比較して衣類に与えるダメージがずっと少ないのもオキシクリーン(酸素系漂白剤)の嬉しいポイントですね。

「酸素の力で汚れを落とす」とは?

 

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)のいう「酸素の力で汚れを落とす」とは、具体的にどういう仕組みなのでしょうか。それはずばり「酸素の気泡」です。オキシクリーン(酸素系漂白剤)を使用すると、微細な酸素の気泡が食器やまな板・洗濯物に付着した汚れ成分に侵入・剥離させていきます。

塩素系はパワータイプで酸素系はテクニックタイプ?

イメージとしては塩素系漂白剤が純粋なるパワー!で汚れを消し落とすのに対して、オキシクリーン(酸素系漂白剤)は熟練のテクニックで汚れを削り落とすといったところでしょう。まあ、戸愚呂と玄海みたいなもんです。

塩素系の弱点を克服しているのがオキシクリーン(酸素系漂白剤)

 

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塩素系漂白剤は、汚れだけでなく「カラー成分」にまで作用して真っ白にしてしまいます。例えば、色物の洋服などを塩素系漂白剤に漬けておくと、あら不思議!ところどころが白くハゲたみすぼらしい洋服のできあがりです。

その点、酸素系漂白剤の場合には汚れだけにピンポイントで作用して除去していきます。そのため、色物の洋服でもオキシクリーン(酸素系漂白剤)ならば綺麗にできるわけです。

紅のたぬきち
紅のたぬきち
加えてオキシクリーン(酸素系漂白剤)には塩素系漂白剤に特有の「ツン」と鼻にくる刺激臭も存在しません。私のように敏感な嗅覚を持っている方でも安心!

オキシクリーン(酸素系漂白剤)はオールマイティアイテム

 

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もちろん、台所や衣類だけがオキシクリーン(酸素系漂白剤)のターゲットではありません。リビングやお部屋のお掃除。お風呂場やトイレに洗濯槽の徹底洗浄までオキシクリーン(酸素系漂白剤)が1本あれば可能です。この対応力の広さもオキシクリーン(酸素系漂白剤)が人気の理由となっています。

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)の成分・詳細

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の成分・詳細は複雑?

 

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)の成分・詳細は実は少しだけ複雑な事情を抱えています。日本はもちろん、世界中で愛用者が続出しているオキシクリーン(酸素系漂白剤)。この製品には実は「日本製」と「アメリカ製」の2パターンが存在するのです。以下でそれぞれの成分表を並べて見ていくことにしましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の成分表を比較しながら見てみる

成分/種類日本製オキシクリーンアメリカ製オキシクリーン
過酸化ナトリウム
界面活性剤×
炭酸塩(アルカリ剤)
香料×

界面活性剤と香料の有無が日本製とアメリカ製の違い

同じオキシクリーン(酸素系漂白剤)でも、日本製とアメリカ製では成分が異なっています。これはメーカーも発表している事実です。また、製品の裏面にある成分表を見ていただいても分かるように、日本製オキシクリーン(酸素系漂白剤)では「界面活性剤」と「香料」が使用されていません。対して、アメリカ製オキシクリーン(酸素系漂白剤)は「界面活性剤」も「香料」もしっかりと含有されています。

香料はどちらかといえばフレーバー的な要素です。成分表の時点で重要になってくるのは界面活性剤の有無となります。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)と界面活性剤の関係

日本製には使われていない界面活性剤の正体とは?

界面活性剤とは、本来であれば混じり合わない「水」と「油」などの性質を変化させて、混合させやすくする溶剤です。界面活性剤はその分子構造に「親水(水に馴染みやすい)部分」と「親油(油に馴染みやすい)部分」の両方を持っています。この界面活性剤が水や油に混じると、界面活性剤を介して水と油が上手に混ざるというわけです。

界面活性剤の3つの効果

界面活性剤には以下の3つの効果があります。

  1. 浸透効果
  2. 乳化効果
  3. 分散効果

界面活性剤の効果1:浸透効果

浸透効果は、例えば羊毛などの水が浸透しにくい衣類を洗浄する際に役立ちます。素材の本来もっている界面張力(水分子同士が引き合う力)が、界面活性剤の介入によって弱まることで、羊毛のすみずみにまで水分子が拡散、浸透していきます。

界面活性剤の効果2:乳化効果

乳化効果は、本来ならば混ざり合わない水と油を均一の割合で混合させる作用です。「乳化」という名前のとおりに「牛乳」が効果名の由来となっています。牛乳は、水と脂肪分(油)が均一に混ざっている食品です。牛乳に含まれているタンパク質が界面活性剤と同じ役割を果たしています。

界面活性剤の効果3:分散効果

分散効果は、本来ならば水と混ぜても混ざり合わずに底に沈むような物質(墨など)を全体に分散させて綺麗に混合させてくれる作用です。粉末状の物質を水に均一の割合で混ぜたいたときには界面活性剤の分散効果が役立ちます。

界面活性剤は有害なの?

界面活性剤を使った洗剤や石鹸は、以上の3つの効果を相乗的に利用して、汚れを落とす効果を生んでいます。また、マヨネーズやマーガリンなどの食品にも、この界面活性剤が使用されています。それでは、界面活性剤は有害なのでしょうか?その答えは「無害なものもあるが、有害なものもある」と言うのが正確でしょう。

界面活性剤の種類

界面活性剤には、天然由来のものと、人工的に調整した合成品の2種類が存在します。食品などに使用されているのは、一般的には天然由来の界面活性剤です。ただ、人工的に調整した合成界面活性剤はさまざまな企業が開発しており、約2,500以上もの種類が存在します。

天然界面活性剤と合成界面活性剤について

基本的に、天然由来の界面活性剤は安定した効果こそありますが、作用としては弱いものが多いです。対して、合成界面活性剤は非常に強力な効果を備えているものが多く開発されています。洗剤などに使われている界面活性剤のなかには、天然と合成の2種類があるため、一概に「有害だ!」と断定はできませんが取り扱いにはやはり注意が必要です。

体内に入った場合の有害効果

 

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例えば、合成界面活性剤が入った洗剤で食器を洗った際に、もしもその洗剤が食器に残留しており、そのまま食事のときに体内に入った場合には、

  • 食道や胃などの器官を傷めてしまう
  • 有害物質を分解する肝臓でも処理できずに体内に残留してしまう
  • 肝臓の組織を傷めていき、体調に異常をきたす可能性がある

などの有害な効果を及ぼす可能性があります。また、合成界面活性剤のなかには、もっとシンプルに皮膚炎を引き起こすものもあると言われています。

もちろん、食品用の天然界面活性剤は無害ですよ。安心してマヨネーズをススってください。

合成界面活性剤は自然にとっても有害?

また、合成界面活性剤入りの洗剤は環境に及ぼす影響が強いと言われています。海や川に流れ出ればヘドロが発生する原因ともなり、海洋生物の体内に蓄積されれば魚の大量死などの原因にもなってしまいます。

日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)には界面活性剤は入っていない!

そのため、世界的に「界面活性剤からの脱却」が目指されており、日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)のようなNO界面活性剤の製品が開発されているのです。日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)には、界面活性剤は一切入っていません。そのため、人体にも環境にも優しい製品だと言えますね。

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方5選!

オキシクリーン(酸素系漂白剤)はワンカップ28gが基本

 

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)はさまざまな容量・種類が販売されています。どの種類のオキシクリーン(酸素系漂白剤)であっても付属のカップで計量して使用します。ワンカップの量はどのオキシクリーン(酸素系漂白剤)であっても基本的に28gです。多すぎても、少なすぎても本来の効果を発揮できませんので注意してください。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方!おすすめ5選!

ここからはオキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方のなかでも、特に人気のあるおすすめ5選をピックアップしてご紹介します。ぜひ、ご家庭でオキシクリーン(酸素系漂白剤)を上手に活用してください。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方①:漬け洗い・オキシ漬け

オキシ漬けはもっとも人気の使い方!

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方として、もっとも有名なものが「オキシ漬け」と呼ばれる手法でしょう。オキシ漬けとは、「漬け洗い・漬け置き洗い」のことです。オキシ漬けの具体的なやり方はとてもシンプル。40~50度前後に温めた4リットルのお湯を洗面器などに入れておきましょう。ここに、オキシクリーン(酸素系漂白剤)をワンカップ投入します。

時間をかけてオキシクリーン(酸素系漂白剤)を浸透させる

そして、そこに汚れを落としたい食器や衣類などを漬け置き、90分~6時間ほど放置します。手順はたったのこれだけです。オキシクリーン(酸素系漂白剤)の酸素成分がゆっくりと時間をかけながら浸透していき、汚れものをピカピカの状態に戻してくれます。

オキシ漬けのワンポイントアドバイス!

オキシ漬けはその手軽さと効果の高さから、今や隠れたブームとなっています。衣類を洗浄する際には、少しお湯の温度を高めにしておく(衣類のタグを確認して限界温度を確認すること)と、より効果を実感できるでしょう。

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方②:洗濯

洗濯機にオキシクリーン(酸素系漂白剤)をワンカップ入れるだけ

 

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洗濯の際に、オキシクリーン(酸素系漂白剤)を使う方法はとても簡単です。洗濯機に汚れた衣類を入れてから、通常の洗濯用洗剤を投入しましょう。そして、洗濯機のスタートボタンを押す前に、オキシクリーン(酸素系漂白剤)をワンカップ追加で入れるだけ。たった、これだけのことで、洗濯ものを綺麗に洗浄することが可能です。

洗濯でオキシクリーン(酸素系漂白剤)を使う際の注意点!

 

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)で洗濯をする際には、他の種類の漂白剤は絶対に使用しないでください。例えば、塩素系の漂白剤を混ぜて使用してはいけません。有害なガスが発生する可能性があります。オキシクリーン(酸素系漂白剤)と同じく他社製の酸素系漂白剤も使用しないでください。また、ウール・シルク・革が使用されている衣類にはウール・ウール混紡・シルク・革製品を使うことはできませんので注意しましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方③:シミ抜き

オキシクリーン(酸素系漂白剤)で絨毯やカーペットのシミ抜き

オキシクリーン(酸素系漂白剤)を使えば、絨毯やカーペットなどに付いてしまったシミを抜き取ることも可能です。まずは、絨毯やカーペットに付いた汚れを軽く布でふき取りましょう。次に、オキシクリーン(酸素系漂白剤)1/8カップと80mlのお湯を混ぜ合わせた溶液を作ります。この溶液をシミの付いている部分に直接かけてください。

オキシ漬けと同じく40~50度程度のお湯で溶液を作ろう

そして、10~15分ほど置いたら、乾いた布で溶液をふき取り、乾燥させます。これをシミが抜けるまで繰り返しましょう。1度~2度程度でだいぶシミは抜けるかと思います。やはり、オキシ漬けと同じくお湯の温度は40~50度ほどが効果的です。

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オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方④:床・壁

床や壁をオキシクリーン(酸素系漂白剤)で洗おう

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は床や壁、玄関などの土間などにも対応できます。まずはオキシクリーン(酸素系漂白剤)1/8カップと100mlのお湯を混ぜ合わせた溶液を作りましょう。この溶液を、床や壁などの汚れた部分に直接かけていきます。そして、10~15分ほど放置してから、布で軽く擦っていきましょう。オキシクリーン(酸素系漂白剤)溶液をかける前に、乾いた布などで軽く汚れを除去しておくと、さらに効果的です。

ガンコな汚れの場合にはブラシで擦り洗いをしよう

床や壁、それに玄関などの土間に付着した汚れはガンコにこびりついていることも少なくありません。もしも、汚れ落ちが上手くいかない場合には、オキシクリーン(酸素系漂白剤)溶液をかけて10~15分ほど放置したあとに、ブラシで擦り洗いをしましょう。オキシクリーン(酸素系漂白剤)によって汚れの結合度がゆるくなっているうえからブラシで擦れば、より効率よくガンコ汚れを除去できるはずです。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の使い方⑤:タイル・隙間

タイル・隙間の洗浄もオキシクリーン(酸素系漂白剤)ならば可能!

目地の細かいタイルや、細い隙間がある壁・床などもオキシクリーン(酸素系漂白剤)であれ洗浄できます。手順としては、まずオキシクリーン(酸素系漂白剤)を3カップと、少量のお湯を混ぜ合わせた溶液を作りましょう。「少量って具体的にどの程度?」という質問が飛んできそうなのでお答えすると「オキシクリーン(酸素系漂白剤)3カップがドロドロのペースト状になるくらいの量」です。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の特製ペーストを作ろう

お皿にオキシクリーン(酸素系漂白剤)を3カップ盛り、そこにスプーンで大匙1杯ずつのお湯を入れて混ぜていきましょう。糊状にトロミを帯びたペースト状にまでなったら溶液は完成です。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)ペーストを汚れに直接塗っていく

このオキシクリーン(酸素系漂白剤)ペーストを、汚れのある部分にペタペタと塗っていきます。その後で使い古した歯ブラシなどでよく擦ってください。ゴシゴシと擦ったなら、さらに30分ほど放置してから水でペーストを完全に洗い落とします。

タイルを洗浄する際の注意点!

注意点として、タイルの目地部分に色付きのゴムなどが貼られている場合には、ゴムの色が剥げてしまう可能性があります。カラーゴムなどがタイルの目地に貼られているときには、ペーストが少しサラサラになるまでお湯で薄めて使うのがよいでしょう。お湯の温度は、やはり40~50度がおすすめです。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の種類

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は3種類が販売されている

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は日本公式の販売店より大きく分けて3種類が売られています。それぞれの種類を簡単に見ていくことにしましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の種類1:マルチ(粉末)

日本で販売されているオキシクリーン(酸素系漂白剤)のなかで、もっともポピュラーなものがこちらの粉末タイプの製品です。粉末タイプは、さまざまな用途にマルチに使えるのが特徴。お掃除から洗濯まで柔軟にこなせるオキシクリーン(酸素系漂白剤)の看板商品です。とりあえず、一家に1個置いておくのなら、こちらの種類がおすすめです。

パワーアップ版のオキシクリーンEXも

オキシクリーン(酸素系漂白剤)のなかでも「EX」と付けられた製品も販売されています。こちらは、特に「油汚れ」に対して、強力な効果をプラスしてあるオキシクリーン(酸素系漂白剤)となっています。粉末タイプでマルチに使えるので、年末の大掃除などで重宝しますよ。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の種類2:洗濯用

洗濯用に最適化されたオキシクリーン(酸素系漂白剤)も販売されています。一般的な洗濯用洗剤と同じく漂白に洗浄力までプラスしたタイプ。また、赤ちゃん用の衣類にも対応できるクリーンで安全なオキシクリーン(酸素系漂白剤)も販売されています。主に洗濯にオキシクリーン(酸素系漂白剤)を使用したいという方はこちらの種類を選ぶときっと満足できる結果となるでしょう。白物用や液状タイプもありますよ。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の種類3:プレケア洗剤

スプレータイプの容器に入れられたオキシクリーン(酸素系漂白剤)がプレケア洗剤タイプです。ピンポイントで汚れた部分にプッシュ&スプレーをすることで無駄なく汚れを落とせます。お湯に溶かす手間を省略できるので、スピーディーにお掃除をすることが可能。また、洗濯の際には、あらかじめ汚れた部分にピュッピュとふりかけておくことで、効率よくシミ抜きなどができます。お手軽にオキシクリーン(酸素系漂白剤)を使用したい方はこちらがおすすめです。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の原産国

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の原産国は日本(中国)かアメリカ

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の原産国としては、日本(中国)かアメリカの2か所となっています。日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)は、中国の公式自社工場で製造されたものです。「え?中国生産なの?」と顔色を曇らせる方もいるかもしれませんが、安心してください。公式の自社工場できちんと品質管理をされているなかで製造されているので、クオリティに問題はありません。

日本製オキシクリーン(酸素系漂白剤)は中国で生産されている?

というか、国内で販売されている洗剤は日本ブランドのものでも、その多くが人件費の安い中国で製造されています。ハズレを引かないためには、信頼の置けるブランドを選ぶのが重要です。オキシクリーン(酸素系漂白剤)は特に厳しい品質管理のもとで製造されていますので特に問題はないでしょう。

アメリカのオキシクリーン(酸素系漂白剤)を見分ける方法

前述したように原産国がアメリカのオキシクリーン(酸素系漂白剤)は、日本製のものと比較して成分が異なっています。界面活性剤が使用されているのがアメリカ原産のオキシクリーン(酸素系漂白剤)の特徴です。パッケージから成分表に至るまで全てが英語表記になっているものは、基本的にアメリカ原産のものだと判断しておきましょう。成分表に、界面活性剤(Surfactants)の文字が記載されているものも、アメリカ原産です。

界面活性剤が含まれていないオキシクリーン(酸素系漂白剤)が欲しい!

界面活性剤が含まれていないオキシクリーン(酸素系漂白剤)は、日本製に調整されたものに限ります。意外と通販サイトなどで発見するのが困難な場合もありますので、今回はこちらで日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)を探しておきました。もしも、日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)について気になる方は上記リンクからチェックしてみましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の安全性とは?

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の人体に対する安全性とは?

 

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アメリカ原産のオキシクリーン(酸素系漂白剤)に使用されている界面活性剤は、アルコールエトキシレートと呼ばれる成分です。合成界面活性剤の1種ではありますが、比較的害の少ない成分で、世界中の洗剤に多く使用されています。そのため、仮にアメリカ原産のオキシクリーン(酸素系漂白剤)であったとしても、安全性は高いと言えるでしょう。ただし、敏感肌の方や赤ちゃんがいるご家庭では日本製を選んだほうが安全性の面では確実です。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)のペットに対する安全性とは?

 

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ペットがいるご家庭では、塩素系漂白剤はおすすめできません。ペットの健康被害の面でも、塩素系漂白剤は誤飲の可能性がありますので使用は控えたほうがよいでしょう。また、ペットのなかでも犬や猫は嗅覚が敏感です。刺激臭のある塩素系漂白剤は、ペットにとってストレスとなるケースが多いため、使用はやめておいたほうが無難でしょう。

ペットの安全に配慮するのであれば日本製を選ぼう

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は酸素系で無臭です。基本的には、誤飲さえ注意すればアメリカ原産のオキシクリーン(酸素系漂白剤)でもペットの安全性に問題はありません。しかし、万全を期すのならば、日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)を選んでおきましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の衣類に対する安全性とは?

衣類については、塩素系漂白剤と比較して、かなり高い安全性が確保されています。ただし、アメリカ原産か日本製かに関わらず、オキシクリーン(酸素系漂白剤)であっても洗えない素材は意外と多いです。例えば、

  • 羊毛(ウール)
  • 絹(シルク)
  • 本革
  • ドライクリーニング専用衣類

などは、オキシクリーン(酸素系漂白剤)では洗浄できません。これらのものをオキシクリーン(酸素系漂白剤)で洗浄すると、色落ちやほつれの原因にもなりますので、そういう意味では安全性について要注意のところもあります。何も考えずにオキシクリーン(酸素系漂白剤)で何でも洗うと痛い目を見るかもしれません。あらかじめ製品の成分表や注意書きをよく読んでおきましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の環境に対する安全性とは?

環境に対する安全性についても、やはり塩素系のものよりはずっと高いです。また、界面活性剤の使用されていない日本製のオキシクリーン(酸素系漂白剤)であれば、全洗剤のなかでもトップクラスの環境安全性を誇っていると言えるでしょう。逆に、アメリカ原産のオキシクリーン(酸素系漂白剤)の場合には、一般的な石鹸などと環境に対する影響はそこまで大差はありませんね。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の注意したい危険性

金属にオキシクリーン(酸素系漂白剤)を使用するのはやめておこう

たまに「オキシクリーン(酸素系漂白剤)でステンレスを洗う方法」みたいなタイトルの記事を目にするのですが、やめておいたほうが無難です。錆びの発生しにくいステンレスは、金属表面に天然のバリアを形成しています。オキシクリーン(酸素系漂白剤)で洗浄するとそのバリアを削り落としてしまう危険性がありますので、結果的にステンレスなどの金属製品の寿命を縮めてしまうことになります。

高温すぎる熱湯でオキシクリーン(酸素系漂白剤)を混ぜてはダメ!

40~50度程度のお湯で溶かし、溶液を作ることでさまざまな部分の汚れを落とすことができるオキシクリーン(酸素系漂白剤)。使用していくうちに、もっと熱湯ならばさらに効果が高まるのでは?と思ってしまいがちですが、それは厳禁です。50度を超える温度のお湯でオキシクリーン(酸素系漂白剤)を混ぜてしまうと、有効成分が霧散して効果がガクンと減失してしまいますので注意してください。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)溶液を密封するのは絶対ダメ!

水筒などに付着した茶シブ。これを綺麗に除去できるのもオキシクリーン(酸素系漂白剤)の魅力ですよね。

しかし、特に水筒などの密封できる容器に、オキシクリーン溶液を入れて置き洗いする際には要注意です。オキシクリーンをはじめとした酸素系漂白剤は、洗浄の過程で酸素ガスが発生します。例えば、水筒にオキシクリーン溶液を満タンに入れてフタを閉じてしまうと、酸素ガスの逃げ場がなくなり最悪、爆発・破裂する危険性があります。もしも、水筒などを洗浄する際にはフタを閉じず、開放した状態で漬け置きしましょう。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は弱アルカリ性

オキシクリーン(酸素系漂白剤)は弱アルカリ性です。基本的に、手に付着しても害はありませんが、やはり敏感肌の方や赤ちゃんの素肌に直接、オキシクリーン(酸素系漂白剤)を付着させるのはやめておきましょう。皮膚炎などにつながる危険性があります。もしも、付着してしまった場合には速やかに水で洗い流してください。また、オキシ漬けをする際には、必ずビニール手袋などで保護しましょう。

消費期限には注意しよう!

オキシクリーン(酸素系漂白剤)の消費期限は約3年です。この期限は未開封の状態で、常温にて保管した場合のもの。そのため、高温多湿の環境では3年に満たない時間で劣化する危険性があります。開封後に、オキシクリーン(酸素系漂白剤)から異臭がしたり、変色したりといった変化が確認できたなら、使用は控えましょう。素材や衣類を傷めてしまう可能性があります。

オキシクリーン(酸素系漂白剤)のまとめ

オキシクリーン(酸素系漂白剤)で世の中の汚れを全て除去しよう!

 

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今まで塩素系の漂白剤を使用していた方にとって、酸素系の漂白剤オキシクリーンはまさに革命的な製品と言えます。日本製はもちろん、アメリカ製も含めて、ご家庭用の洗剤の新定番になりえる優れた製品、オキシクリーン(酸素系漂白剤)。こちらの製品を上手に活用してご自宅の、ひいては世の中の汚れを全て除去していきましょう!

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