いやー、「アベンジャーズ:エンドゲーム」素晴らしかったですね!
皆さんはもうご覧になったでしょうか。
2008年に公開された「アイアンマン」から10年以上の長きに渡って継続してきたマーベルシネマティックユニバース(MCU)が、2019年に劇場公開された「アベンジャーズ:エンドゲーム」でようやく1つの区切りを迎えました。
まさに、「時代の終焉」にふさわしい心揺さぶられる決着でしたね。そんな「アベンジャーズ:エンドゲーム」の熱が残っているうちにご紹介したいのが「マーベルゾンビーズ」という作品です。
この作品をひと言で解説するなら「アベンジャーズがゾンビになっちゃった!」。これに尽きます。ゾンビが出てくる作品はすでにいろいろと存在しますよね。例えば、有名どころでいえば「バイオハザード」や「ウォーキング・デッド」などでしょうか。
しかし、「マーベルゾンビーズ」に出てくるゾンビは、そんな従来のゾンビ作品に出てくるものとは一線を画しています。というか、おそらく最強最悪です。だって、それこそアイアンマンやキャプテンアメリカ、スパイダーマンが”強さや能力、そして一定の知能をそのままに”人肉を貪欲に求めるゾンビに変貌するわけですからね。
今回は、マーベル作品のなかでも異色中の異色。公式が無茶しやがった典型例、「マーベルゾンビーズ」をご紹介します!簡単なネタバレ&結末まで言及していますので、その点についてあらかじめご注意ください!
目次
マーベルゾンビーズとは?
作品の簡単なあらすじ
マーベルゾンビーズとは、今までは私たち市民の味方&友人として悪(ヴィラン)と戦ってきたマーベル作品のヒーローたちが未知のウィルスによってゾンビ化し、暴食のかぎりを尽くすという悪夢のような作品です。ゾンビ化するのは何もヒーローたちだけではなくヴィランも、もちろんウィルス感染してゾンビ化します。ヒーローだろうがヴィランだろうが噛まれたらアウトです。
マーベルゾンビーズの主人公は誰?
いわゆる「主人公補正」や「ウィルスに対する免疫」なんてご都合主義は、ゾンビーズシリーズにはありません。というか、マーベルゾンビーズの主人公は「ゾンビ化して人類を貪り喰らう元ヒーローたち」なので、ストーリーも彼らが中心です。マーベルゾンビーズの1&2について、あえて主人公を挙げるとするならば、
- キャプテン(カーネル)・アメリカ
- アイアンマン
- スパイダーマン
- ウルヴァリン
- ハルク
- ルーク・ケイジ
の6人でしょうか。もちろん、6人全員がゾンビです。
マーベルゾンビーズシリーズは何作品あるの?
マーベルゾンビーズは発刊後に、残念な?ことに本国アメリカで大人気のコンテンツに。続編を待望するファンの声に答える形で、何とシリーズ展開されています。現在、発表されているマーベルゾンビーズシリーズは下記のとおりです。
- マーベルゾンビーズ(1作目)
- マーベルゾンビーズ2
- マーベルゾンビーズ デッド・デイズ
- マーベルゾンビーズ VS. アーミー・オブ・ダークネス
- マーベルゾンビーズ リターン
- マーベルゾンビーズ3
- マーベルゾンビーズ4
以上の7作品が、いわゆる「マーベルゾンビーズのメインストリーム」です。この他にも、サブストーリーとして展開されているものが複数存在します。ただし、この7作品のなかで「マーベルゾンビーズ3」と「マーベルゾンビーズ4」は、続編ではあるものの世界観は他の5作品とは全く違ったものとなっています。
まだまだ続編が作られている
ちなみに、1作目のマーベルゾンビーズが発刊されたのが2005年で、ナンバリング的にもっとも新しそうなマーベルゾンビーズ4が発刊されたのが2009年。実はかなり歴史がある作品なんですね。本国アメリカでは「まだまだゾンビーズ作品が読みたい!」というファンの熱望によって「マーベルゾンビーズ5」や「マーベルゾンビーズ6」、それに姉妹版まで作成・発表されています。
マーベルゾンビーズシリーズは誰が作ったの?
そんなマーベルファンの心を鷲づかみにしたマーベルゾンビーズシリーズ。その火付け役となったのは、1&2作目のマーベルゾンビーズのストーリー展開を構成した作家ロバート・カークマン氏&ショーン・フィリップス氏のコンビです。特にロバート氏は、あの大人気ドラマシリーズ「ウォーキングデッド」を世に生み出した人物としても知られています。
ロバート・カークマン氏の悪ノリが光る
「才ある大人の悪ふざけ」とでも言いましょうか。1&2作目のマーベルゾンビーズがただのドタバタB級作品であったのなら、ここまでの大人気シリーズにはならなかったでしょう。ちなみにマーベルゾンビーズ3&4からは、ライターが変更されています。
続編からはライターが異なる
3と4のライターはフレッド・ヴァン・レント氏とケヴ・ウォーカー氏。続編ではあるものの、1&2作目やその関連作品であるその他の作品群とはストーリー的なつながりはありません。今回は、シリーズのなかでも特に人気が高いマーベルゾンビーズ1&2の世界観を中心に見ていくことにしましょう。正直、たくさんあるゾンビーズシリーズのなかで飛びぬけてエグいのがこれらの作品だったりします。
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マーベルゾンビーズの概要
マーベルゾンビーズはパラレルワールドの物語
最初に注意させていただくと、マーベルゾンビーズの物語は正史というわけではありません。あくまでもパラレルワールド。皆さんが慣れ親しんでいるアイアンマンやキャプテン・アメリカとは名前こそ同じ、あるいは似ていますが全くの別人です。俗に言う「世界線」が違うわけですね。
キャプテン・アメリカとカーネル・アメリカ
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例えば、パラレル感が際立つのはキャプテンアメリカですね。マーベルゾンビーズでは、彼はキャプテン・アメリカではなく「カーネル・アメリカ」と呼ばれています。これは世界線が微妙にずれていることの証です。
ただし全く無関係なわけではない
ただ、「本筋と全く関係ないのか?」と言われると答えはNOです。バリバリ関係があります。そもそも、マーベル作品の宇宙はいわゆる多元宇宙。隣り合うように無数の並行宇宙が存在しています。マーベル作品では1つの宇宙(世界)を「バース」と表現します。多元宇宙、すなわち「マルチバース」はマーベル作品の世界観の根底にあるわけです。
マーベルゾンビーズの世界観
マルチバースの概念とは?
例えば、皆さんは「スパイダーマン」の実写映画を見たことがあるでしょうか?スパイダーマンの実写映画は、2002年公開の「スパイダーマン」から続く1~3と、2012年公開の「アメイジング・スパイダーマン」から続く1~2。そして、「スパイダーマン:ホームカミング」&「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の3種類がありますよね。
「仕切り直し」による設定の刷新
それぞれのスパイダーマン映画で、設定こそ似ていますが微妙に世界が違っています。「マルチバース」のイメージはこれにとてもよく似ています。1939年からスタートしたマーベルコミックは、時代の移り変わりに伴って数度の「仕切り直し」をしています。この仕切り直しのたびに、スパイダーマンをはじめ既存のマーベルヒーローたちは微妙に設定が刷新されてきました。
「Earth-〇〇〇」という世界のナンバリングとは?
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この設定の変遷を、ただの仕切り直しではなくパラレルワールドとして昇華したのがマルチバース論の根幹です。例えば、マーベル作品では1つのワールドごとに、「Earth-〇〇〇」とナンバリングが付されています。もともとのマーベルコミック世界(正史)が「Earth-616」。2000年を契機に、新シリーズとして設定刷新がされたNEWマーベルコミック世界が「Earth-1610」です。ちなみに、「アベンジャーズ:エンドゲーム」の世界は「Earth-199999」。
並行世界は互いに干渉できる
このナンバリングが付された並行世界は、互いに干渉することが可能です。簡単に言えば「並行世界間を行ったり来たり」できるわけですね。あくまで設定としてですが、「アベンジャーズ:エンドゲーム」のアイアンマンが、コミック版のマーベル世界に行くことも可能です。
マーベルゾンビーズユニバースは「Earth-2149」の世界
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勘のよい方はもうピンときたかもしれませんが、「マーベルゾンビーズ」の世界も公式で認められているマーベル並行世界の1つなんですね。「マーベルゾンビーズユニバース」と呼ばれ、「Earth-2149」のナンバリングが付されています。もちろん、あくまでも派生作品ではありますが、紛れもないマーベル並行世界の1つなのです。
ファンタスティック・フォーの「リード・リチャーズ」がゾンビ世界に迷い込む
例えば、「Earth-1616」の世界にいる「ファンタスティック・フォー」のリーダーでミスター・ファンタスティックこと「リード・リチャーズ」が、ゾンビだらけのマーベルゾンビーズ世界に迷い込んだことがあります。作中では次元転移装置なるものが発明され、「X-MEN」の「マグニート」を巻き込んだ騒動となりました。
マーベルゾンビーズユニバースはすでに壊滅している
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また、マーベルゾンビーズ世界の人類は、すでにゾンビヒーローたちによって99.9999%壊滅しています。美味しく食べ尽くされちゃったわけですね。ゾンビの食料は人間です。マーベルゾンビーズ世界のヒーローたちは、「自分たちの世界のご飯(人類)」を全部食べてしまって、とっても空腹です。そうなると、次のレストランを探さないといけませんよね。
宇宙を丸ごと食べてしまいたい!
まだ、ご飯がたくさん生きている世界を。そんな原始的な「食べたい!」という欲求が、マーベルゾンビーズ世界とその他のマーベル世界とを繋ぐキッカケになります。
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マーベルゾンビーズのネタバレ&結末
マーベルゾンビーズのネタバレ&結末をご紹介!
今回は、マーベルゾンビーズシリーズのはじまりとなった「マーベルゾンビーズ(1作目)」のストーリーをご紹介します。実際に読んだ私がネタバレばりばりで結末までご紹介しますので、「ネタバレやめちくれ!」って方は、次項まで飛ばしていただけると幸いです。
マーベルゾンビーズ(1作目)のストーリー
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何やら地球外から謎の飛来物がやってきます。この飛来物Xに紛れていたゾンビウィルスが発端で、世界はゾンビで溢れかえります。それはマーベルヒーローたちにとっても例外ではなく、例えばスパイダーマンはウィルス感染によって早い段階でゾンビと化してしまいます。抑えきれない食欲と薄れる理性。彼は、自分を心配して気遣う大切な家族や恋人を骨も残さず貪り食べてしまうのでした。
満腹のときにだけわずかに理性が戻る
思い思いのゾンビライフを過ごしながら犠牲者を増やし続けるゾンビ化した元ヒーローたち。彼らは「満腹のときにだけわずかに理性が戻る」ことに気付きます。
- 大切な家族や恋人・友人を食べてしまったことに苦悩する者。
- 「ゾンビも悪くないじゃん!」とポジティブに受けとめてゾンビグルメを満喫する者。
行動はさまざまですが、共通しているのは「お腹が減ったら問答無用で人間を襲う」ということ。ヒーローだったときの強さや能力はそのままに、欲望のまま世界中の人びとを食い漁るゾンビアベンジャーズたち。
「善」と「悪」と価値観の逆転
そんな絶望的な状況のなかで、わずかに残った生存者を助けようと立ち上がる者が現れます。「X-MEN」ではヴィランとして活動していた「マグニート」です。元ヒーローたちが嬉々として人間を襲うなかで、マグニートは孤軍奮闘して子供たちを守るために1人立ち向かいます。
ただ、いくら何でも多勢に無勢。マグニートはあえなく噛まれ、ちぎられ、食い尽くされてしまうのでした。ただ安心してください。ヘルメット以外、骨も残っていないのでゾンビ・マグニートは登場しませんよ!
宇宙魔神「ギャラクタス」の登場
その後、全人類をペロリと平らげてしまったゾンビアベンジャーズたち。彼らの前に、マーベル作品のなかでも特に厄介な存在である星を食らう化け物、ギャラクタスが現れます。「プラネット・イーター」や「コズミック・ディバウラー」。そして、「宇宙魔神」とも呼ばれているとんでもないコズミックパワーを備えた神的存在ギャラクタスは、ゾンビアベンジャーズたちによって不純物(人類)が取り除かれた地球を食べにやってきたのです。
「流石にギャラクタスはやべえよ」
普段はおやつ(人間)の取り合いをしていたゾンビアベンジャーズたちも、一致団結して戦います。それはもう、「アベンジャーズ:インフィニティウォー」の対サノス戦以上のコンビネーションで、ギャラクタスに立ち向かっていきます。
ギャラクタス(肉)
もともとの戦闘力に、ゾンビの耐久力を備えているゾンビアベンジャーズたち。さらに、人類を食べ尽くしてしまったゾンビアベンジャーズたちは非常に空腹でした。ちなみに、ギャラクタスをご存知ない方のために補足しますと、ギャラクタスは身長8.76メートルもある筋肉たっぷりの美味しそうな肉体をしています。
「ヒャッハー!新鮮で大きい獲物(ギャラクタス)が自分から僕らのホームにやってきたぞー!」
食欲に支配されたゾンビアベンジャーズの強さは、ギャラクタスの想像をわずかに上回ってしまいました。ゾンビアベンジャーズチームにも多数の犠牲者を出しながら、ギャラクタスはとうとう討ち取られます。そして、生き残ったキャプテン(カーネル)・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマン、ウルヴァリン、ハルク、ルーク・ケイジらによって、ギャラクタス(神)はレアのままペロリと完食されてしまうのでした。
最凶最悪の「ゾンビギャラクティ」が誕生
「宇宙を自由に飛び回り、星を破壊してはそのエネルギーを食らう存在」だった宇宙魔神のギャラクタス。そんなギャラクタスを食べてしまったキャプテン(カーネル)・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマン、ウルヴァリン、ハルク、ルーク・ケイジの6人は「ギャラクタスのスーパーパワー」をその身に宿してしまいました。
「地球にはもうご飯がない。だったら、他の星に行って、ご飯を探せばいいじゃない!」
そんなポジティブ精神で、宇宙に飛び出していったゾンビアベンジャーズあらため、「ゾンビギャラクティ」たち。彼らの空腹は、宇宙全てを平らげても無くなることはないでしょう。ここまでが「マーベルゾンビーズ(1作目)」の結末です。
マーベルゾンビーズ2のストーリーをちょっとだけご紹介
宇宙に飛び立っていったゾンビギャラクティたち。彼が40年に渡り、宇宙中の人間を食べて食べて食べ尽くし、地球に帰ってくる場面からが「マーベルゾンビーズ2」の始まりです。
もうこの世界には、僕らのご飯はない……だったら、次元転移して他のマルチバースに飛んでいってその世界のご飯を分けてもらおう!
コミック版の世界や、それこそ「アベンジャーズ:エンドゲーム」の世界にはまだまだご飯がたくさんある。次元を移動して、少しお邪魔しよう。そんな博愛主義的な精神のもとで、40年前に飛び立った地球に残されている次元転移装置を探しに帰ってきたキャプテン(カーネル)・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマン、ウルヴァリン、ハルク、ルーク・ケイジの6人。
新生ゾンビアベンジャーズ
なぜかそこにシレッと加わっているサノス、ファイヤーロード、グラディエーター、フェニックスの4人。どうやら旅の途中で噛み噛みして、お友達になったようです。
地球では、わずかに生き残った人類が集落を作り、細々と生活を営んでいました。マーベルゾンビーズ2では、ゾンビ化について衝撃の事実が判明します。それは「ゾンビ化しても2週間、空腹を我慢していると完全に人としての理性を取り戻すことができ、空腹を克服できる」というもの。
ゾンビとして宇宙中を荒らしまわった元ヒーローたち。特に、いまだに家族と恋人を食べてしまったことを悔いている”最愛なる隣人”ことスパイダーマン、「ピーター・パーカー」はヒーローとしての自分を取り戻していきます。まるで「キャプテン:シビルウォー」のようなゾンビ同士の激戦の果てに待っていたのは、何ともシュールな結末でした。くだらないようで、感動するようで、やっぱりくだらない結末は、ぜひご自分の目で確認してください。
その他の作品のストーリーは?
大筋は「マーベルゾンビーズ1&2」を読めば、だいたいは把握できるかと思います。その他の作品は外伝や、独立した続編というポジションですね。以下で簡単にそれぞれの概要をご紹介します。
マーベル・ゾンビーズ デッド・デイズ
「マーベル・ゾンビーズ デッド・デイズ」は、「マーベルゾンビーズ(1作目)」の前日譚です。まだゾンビ化していない状態の、皆さんがよく知るマーベルヒーローたちが感染拡大に対処しようと奮闘する様子が描かれています。
マーベル・ゾンビーズ VS. アーミー・オブ・ダークネス
「マーベル・ゾンビーズ VS. アーミー・オブ・ダークネス」は、デッド・デイズと同時期に物語でホラー&スプラッター映画として有名な「死霊のはらわた」の主人公、アッシュ・ウィリアムズがマーベルゾンビーズ世界に迷い込んでしまうところからストーリーが始まります。何となくですが、ゾンビ感染の原因が示唆されています。
マーベルゾンビーズ3&4
「マーベルゾンビーズ3&4」は、以上の物語とは関連性がありません。それぞれ、単独の物語として楽しむことができます。テイストも従来の作品とは少し変わっていますね。
マーベルゾンビーズは公式なの?
公式ではあるものの正史ではない
マーベルゾンビーズは公式です。ただ、勘違いしてはいけないのは「公式ではあるものの正史ではない」ということです。あくまでも、マーベル作品の正史は1939年に発祥した初代から続いている「Earth-616」の世界。その他のマルチバースは、どれだけ設定が似ていようが凝っていようが「異伝・異説」に過ぎません。
マルチバースの全てが「愛すべき」ワールド
もちろん、枝分かれしたそれぞれのマルチバース世界も、愛すべき1つのワールドではあります。ただ、マーベル作品はかなり寛容に並行世界の存在を認めてくれています。ゾンビーズ世界があってもOK。スパイダーマンがたくさん存在する世界があってもOK。それでファンが楽しんで笑ってくれるのならば、とかなり懐の広い対応をしてくれています。
マーベルゾンビーズ世界が他のバースに影響を及ぼす?
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そのため、マーベルゾンビーズ世界もまた公式バースの1つとして認められているに至っているのです。最近では、マーベルゾンビーズ世界が他のマーベルバースにどんどん強い影響を与えています。例えば、「デッドプール」ではマーベルゾンビーズ世界の首だけゾンビデップー、通称「ヘッドプール」がシレッとガッツリ登場していたりします。
マーベルゾンビーズとの付き合い方
おそらく、マーベルゾンビーズをまだご存知でなかったファンの方たちのなかには、「ヒーローのイメージが崩れてしまう」と嘆く方もいるかと思います。ただ、あくまでもとてもよく似た別人です。「アベンジャーズ:エンドゲーム」で登場したヒーローたちがゾンビ化したというわけではありません。
割り切りが肝心
実は私も初見のときにはかなりショックを受けたファンの1人でした。ただ、日本には古くから伝わる便利な言葉がありますよね。
ソレはソレ、コレはコレ。
「ああ、こういうものもあるのか…」と軽い気持ちで楽しんでいくのが正解なのかもしれませんね。
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マーベルゾンビーズを購入するなら
日本でマーベルゾンビーズを買うなら通販がおすすめ
基本的に、マーベルゾンビーズを日本の書店で購入することは困難です。日本ではまだまだ知名度も低いので需要も少なく品薄で、ほとんど出回っていません。そのため、国内ファンがマーベルゾンビーズを入手したい場合にはネット通販を使用するのが一般的です。
Amazonでマーベルゾンビーズは購入できる?
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そうは言うものの、マーベルゾンビーズシリーズを全て扱っている通販サイトはほぼありません。ただし、Amazonの店頭であればマーベルゾンビーズシリーズのなかでも人気のある
- マーベルゾンビーズ(1作目)
- マーベルゾンビーズ2
- マーベルゾンビーズ デッド・デイズ
の3タイトルを購入することは可能です(2019年5月18日時点)。
まとめ
ゾンビアベンジャーズをスクリーンで見られるのは何年後?
「アベンジャーズ:エンドゲーム」が終結し、これからはマーベル映画も新しいステージに移行していきます。エンドゲームの次に続くように公開される「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では並行世界の存在が明らかになるとかならないとか。
もともとのコミック版では、すでにゾンビーズ世界を含めた並行世界の存在が確定的なものとなっています。もしかしたら、これから先に「ヒーロー」ではない凶悪なゾンビと化したアベンジャーズたちをスクリーンで見ることができるかも?
何だか、見たいような見たくないような複雑な心境ですが、何はともあれ興味は尽きませんね!これから先のマーベルシネマティックユニバースの行く末に期待しつつ、マーベルゾンビーズのコミックを読んでみてください!
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