ブログやサイトを始めたなら、まず初めに審査通過したいのがGoogleアドセンスです。数年前のいわゆるユルユル時代には、目立ったポリシー違反さえなければ簡単に突破できたらしいアドセンス審査。
ただ、もはやそんなアドセンス事情は完全に過去のものとなりました。
今回は、アドセンス審査の結果「コンテンツが複製されているサイト」という理由で審査落ちして苦しんでいる方のために、対処法を解説していきます。今度こそアドセンス審査に通過したいという方はぜひ最後まで読んでみてください!
目次
こんなサイトは絶対に受からない!
具体的な話に行く前に、まず結論部分からいきましょう。
Wikipediaに載っているような情報を羅列しただけのサイト
Wikipediaに載っているような、ただ単に用語の意味を解説しただけで終わってしまっているサイトは絶対に受からないです。
「アドセンスに通過できない」と苦悩して、公式のヘルプフォーラムに相談している方たちのサイトに多いのがこれ。Wikipediaや既存のまとめサイトに載っているような情報を、ただ言葉を変えて並べただけの記事。
これ、100%受からないですからね。
現在のアドセンス審査はサイトの独自性、オリジナリティをかなり重視しているので、ぶっちゃけ「客観的な事実を羅列した記事」よりも「主観的な感想文のような記事」のほうが通りやすいです。おおまかな比率として、【客観1:主観3】くらいを意識しましょう。
文章が下手でも、表現が稚拙でも問題ありません。ただ「これは自分にしか絶対に書けない記事だ!」と誇れるくらいの記事を用意しなければアドセンス審査は通過できません。
以上のことをまず把握したうえで、「コンテンツ複製」の対処法について見ていくことにしましょう。
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「コンテンツが複製されているサイト」に隠されたGoogleの真意
答えはすでにGoogleから出されている
私も含めて、「コンテンツが複製されているサイト」という理由で審査落ちを繰り返した皆さんがもう2度と見たくねーよ!と思っているであろう文章をあらためて見てみましょう。
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について
AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎ るページには Google 広告が表示されません。これには、 第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、 コンテンツをコピーまたはリライトしたページが含まれます。
この文章は実に刺激的です。私も含めて、多くの方がこの文章に踊らされています。オリジナルで記事作成をしているという自負がある方ほど、この審査落ち理由はショッキングです。
文章の最上段にある「コンテンツが複製されているサイト」という言葉。そして、文章後段の「コンテンツをコピーまたはリライトしたページ」という言葉が胸に突き刺さります。
本題はそこじゃない
ただ、実はこの文章の本題は「複製・コピー・リライト」ではありません。
ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎ
るページには Google 広告が表示されません。
こちらの理由における審査落ちの本題はあくまでもこの部分です。
アンタのサイト、価値ねえから!
「コンテンツが複製されているサイト」という理由で審査落ちしているサイトは、端的に言ってしまうと「ユーザーにとって無価値なサイト」だということです。
アナタのサイトに掲載されている記事には、現時点でググっても出てこない独自性のある情報が詰まっていますか?
と言いたくなるのも分かりますが、バッサリ切ってしまうとそれでは審査通過は難しいです。その理由は実にシンプル。
もしも、皆さんがGoogle社員だったとして「ググッたら既に出てくる情報ばかりの記事を掲載しているサイト」に価値を付けるでしょうか?
答えは間違いなくNoでしょう。
そして、仮に「ググッたら既に出てくる情報ばかりの記事」があったとして、それが悪意のあるコピー・リライトかそれとも偶然にネタが重複してしまったものかを判断することは不可能です。
おそらくアドセンスの審査はGoogle独自のチェックツールを使用して機械的、かつ客観的に行われている可能性が高いと思います。そのため、やはり主観的な悪意の有無は判断できないでしょう。
「コンテンツが複製されているサイト」=「ググレば出てくるサイト」
「コンテンツが複製されているサイト」とは「ググレば出てくる程度の情報しか掲載されていないサイト」に対して出される審査落ちの理由であるというのがまず、知っておきたい大前提です。
おそらく、Googleチェックツール(仮称)で既存サイトと比較し、類似率や一致率などで基準値を超えた場合に、定型文的に「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」という理由で審査落ちさせているのでしょう。
つまり、この理由で審査落ちしているサイトは、記事(コンテンツ)に「ググっても出てこない独自の情報」をこれでもかとプラスしないかぎりはアドセンスに合格はできないでしょう。
「コンテンツが複製されているサイト」の間違った対処法
Googleのヘルプフォーラムでも「コンテンツが複製されているサイト」で悩んでいる子羊たちが、エキスパートの方たちに相談していますね。
かくいう私も、相談こそしていないですが、審査落ちしていたときにはヘルプフォーラムのやりとりを舐めるように読んでいました。
ヘルプフォーラムの内容は参考程度にしよう
ただ、審査に合格できた今だからこそ言えますが、あんまりヘルプフォーラムの内容は真に受けないほうが良いかもしれません。
「記事数が少ないんだよ、20記事以上のコンテンツを用意しよう!」
「1つのカテゴリーには最低3記事以上は用意しよう!」
「フリー画像ばっかりだからだよ、オリジナル画像をもっと入れよう!」
みたいなアドバイスは、私は的外れかなと思います。
あくまで私見ですが、仮にそのアドバイスのとおりにサイトを再構成しても同じ理由で審査落ちを続けていくことでしょう。
アドセンス審査に記事数はそこまで影響しない
そもそも、アドセンス審査に記事数はそこまで関連はないはずです。もしも関連があったなら、7記事の私は審査に通過できていません。
私は審査通過時にはカテゴリーに1記事~2記事しかありませんでしたし、フリー画像も使用していました。それでも審査に通過できたのですから無理に記事数を増やしてトライする必要はないと思います。
50記事や100記事でアドセンス申請して「コンテンツが複製されているサイト」と言われたら、私なら発狂するかもしれません。審査がガバガバだったころであれば、ある程度サイトが育ってから申請しても良かったのでしょうが、今の審査状況であればサイト開設から早い段階でアドセンス合格を狙うべきです。
再審査の申請は2週間以上あけるべき?
あけなくて大丈夫ですよ。
私は2週間以上あけずに再審査の申請をして、普通に合格しました。アドセンスの2週間ルールについて知りたい方は以下の記事を参照してください。
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「コンテンツが複製されているサイト」に立ち向かう対処法
厳選した少数精鋭の記事で王道突破!
記事は厳選したものだけで十分です。少数精鋭のオリジナル記事だけを10記事~15記事ほど用意しましょう。1記事の文字数は2,000文字以上あれば問題ないでしょう。1記事の文字数が4,000文字以上の濃い内容のものならば5記事~10記事でも通過できるかと思います。実際、私は4,000文字以上の7記事で通過できました。
「ググらずに書けるテーマ」で記事を作成しよう
基本的に、ググって出てきた情報をツギハギのようにまとめて作成する「まとめ記事」ではアドセンス通過は難しい(ほぼ無理)だと思ってください。どれだけ文言を変えても見抜かれます。まとめ記事であっても、エッセンス的に自分なりのコメントをたっぷりと入れられるのなら審査に通過できる可能性もあるのかもしれませんが、はっきり言って時間の無駄です。
なぜ、ほぼ無理だと分かるのかというと、私がまとめ記事でアドセンス通過を狙って惨敗したからですね。コピー率を下げて、オリジナルのコメントも記事全体の6割以上入れましたがダメでした。
低品質なキュレーションメディア(まとめサイト)が溢れかえっている現状で、新規のツギハギサイトは不要であるというGoogleの方針が見てとれます。
コンテンツ(記事)は誰かの悩みを解決するためにある
いわゆる日記的な記事は独自性が高くても「価値の低い広告枠」として扱われる傾向があります。ただ、これは記事の「書き方」を変えることでどうとでもなります。
記事を書き始める前に、その記事で「誰のどういう悩みを解決するのか」をあらかじめ決めておきましょう。どんなテーマ・ネタの記事であっても誰かしらの悩みに結び付けることは可能です。
例えば、記事の冒頭で「今回の記事では○○で悩んでいる方のために、××という解決策を私なりに提案していきます」と文言を入れておきます。そして、○○で悩んでいる方に対して優しく話しかけるように記事を作っていきましょう。
誰が読んでも分かるように記事を作成しよう!
このときには「小学生に語りかけるように」丁寧に記事を構築していくのがおすすめです。難読な漢字には読み仮名を付け、専門用語にはアナタなりの言葉で誰にでも分かりやすい解説を加えたり、平易な表現に言い換えたりしましょう。
このときに検索エンジンで出てくる既存の外部サイトを参考にしたくなりますが、できるだけ外部サイトは見ないようにしてください。
Googleに掲載されていない情報とは?
ググっても出てこない情報とは、アナタの「感情」と「経験」です。
どんな些細なことでも大丈夫。世界は広いですから、アナタの魂から出てくる言葉に共感する読者は必ず存在します。
「こんなの役に立つの?」と思えるようなことでも、独自性が高く濃い内容のものならば十分に審査に合格できます。
個人的に、対アドセンスで有効なのは製品レビュー記事だと思います。基本的に、既存サイトの製品レビュー記事って「アフィリエイトリンクを踏んで購入させよう」としているからネガティブな内容って書かれていないんですよ。
製品は何でもいいので、アナタがその製品を実際に使ってみて「良かったところ」と「悪かったところ」を思いのまま書いてみてください。「こんなこと言ったら誰も買わなくなるかもしれないな…」と心配になるくらいブッチャケて書けば、それだけでも独自性の高いコンテンツになるはずです。
コピーチェックをしてみよう
記事が完成したなら、コピーチェックをしてみましょう。無料で使用できるツールのなかでは「CopyContentDetector」がおすすめです。4,000文字まで無料で何度でもコピペチェックできます。
テキストボックスに文章をコピペして「チェックする」をクリックするとコピーテキストの確認作業が開始されます。もしも、すでに公開されている既存の記事のコピペチェックをしたい場合には「除外ドメイン」の記入欄に自分のサイトのドメインを入力してください。
このツールは高精度で分かりやすいため、大手のまとめサイトでも外部ライターの記事をチェックする際によく利用されています。
ただ、1点注意がありまして。こちらのツールは1回テキストをチェックしてから、そのまま2回目以降に別のテキストをチェックすると「テキスト間判定」に異常な数値を出すことがあります。
Cookieが残っていることが原因ですので、Cookieを削除すれば正常に判定ができます。
チェックするときにはCookieが残らないシークレットウィンドウを使うのがおすすめ。1回チェックして内容を確認したらシークレットウィンドウを閉じて、再びサイトを開きなおせば正常に測定できます。
コピーチェックはあくまでも1つの目安です。コピーチェックでどれだけ数値を下げても、記事のネタやテーマがありふれたもので内容に独自性がないと普通に審査落ちします。絶対的な指標にはならないので、その点についてはあらかじめ把握しておきましょう。
コピーチェックの数値はちょっとしたコツで簡単に下げられます。例えば、「意味」を「ニュアンス」と書き換えるだけでも数値が変動しますので、あくまでも目安だと思いましょう。
フリー画像や引用、埋め込み機能の使用は控えめに
私は記事のアイキャッチにフリー画像を使用していました。ただ、記事中にはオリジナルで撮影した画像以外は使用していません。そもそも、記事中には画像そのものを、ほとんど入れていませんでした。
また、引用やYoutubeの埋め込み機能も一切、使用していませんでした。これも画像の使用を控えていたのと同じ理由からです。引用や埋め込みをしなければ書けないような記事テーマ・ネタを避けていたというのもあります。
画像のAlt属性(代替テキスト)については、いちおう簡単にではありますが入力していました。といっても、例えば財布の画像ならば「財布のオリジナル画像1」というような非常に簡素なものばかりです。
よく画像にAlt属性を入れたほうが審査に通りやすいと言っている方がいますが、正直ほとんど意味はないと思います。
ポリシー違反になりそうなネタは避けよう
もちろん、皆さんGoogleの掲げている禁止コンテンツやポリシーについてはもうご存知かと思います。アダルトな内容はもちろんですが、酒やタバコ、兵器などのネタは徹底して避けるようにしましょう。
20記事、30記事とコンテンツ数が増えてくると管理も難しくなりますので、やはり少数精鋭の記事を10ほど用意する方法がおすすめです。
プライバシーポリシー、免責事項はコピペでOK
プライバシーポリシーや免責事項などはコピペでOKです。サイト名だけ自身のものに変えて、管理人名や作成日時などを記載しましょう。少なくとも、私はそれで審査通過できました。
「コンテンツが複製されているサイト」で審査落ちすると「プライバシーポリシー」や「免責事項」などのページをコピペしたのが原因なのかな……と不安になりますよね。
ただ、ほぼ間違いなく関係ないです。
問題なのは記事の独自性と内容。プライバシーポリシーや免責事項に時間を割かずに、記事のクオリティを上げることに尽力してください。
グローバルメニューやお問い合わせページを設置しよう
これはおそらく付加的な要素だと思いますが、私は「サイトのトップページから全てのサイト内コンテンツにアクセスできる」状態にしました。ヘッダー部分にあるグローバルメニューがそれですね。
こういうユーザビリティにあたる部分は「コンテンツが複製されているサイト」という審査落ちとは別の基準で、審査不合格になる原因を潰すための措置です。
目指すのは「1次ソース」となる記事
アドセンスの審査で見られるのはアナタの主観的な意見です。他人のサイトに書かれた情報を参考にした「2次請け」「3次請け」の記事はアドセンス審査では百害あって一利なし。
目指すべきなのは「1次ソース」になれるだけの独自性をもった記事です。ニッチなジャンルでも、「これ使う人いるか?」と思えるような商品のレビュー記事であっても、アナタにしか書けない記事であるのなら十分に1次ソースとなりえます。
アドセンスvsタヌキの審査奮闘記「コピーなんかしてないもん!」
さて、ここからは実際にアドセンス審査にトライしてきた私の奮闘記をご紹介していきます。
管理人がアドセンスに初めて挑戦状を叩きつけたのは忘れもしない、2018年12月13日。サイト開設から4日目の夜でした。記事数は15。それぞれ4,000文字以上みっちりと書かれた自信作(まとめ記事)です。
アドセンス審査が厳しくなっているという噂は聞いていましたが、「そうは言っても大してクオリティも高くないサイトに普通にアドセンスが貼られているんだから、私のサイトでも普通に通過できるでしょ」と気楽に申請したのが開戦の合図となりました。
そこから怒涛の4連続不合格。
審査落ちの理由は全て
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について
AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎ るページには Google 広告が表示されません。これには、 第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、 コンテンツをコピーまたはリライトしたページが含まれます。
いや、正直私も「落ちるだろうな」とは思っていましたよ。ええ、だってコンテンツ(記事)の数もまだまだ少ないですから。おそらく「コンテンツの量が不十分なサイト」という理由で落ちるんだろうな……と。そう予想してたのですが、返ってきた返答は「おいこらタヌキ。お前、他人様の記事をコピー・リライトしてるやろ?バレてんでそれ」という何とも予想外のものでした。
「コピー・リライトなんかしてないもん!!!」
思わず、PC画面の前で声を上げていました。クリスマスが終わり、寒さが一層増してきた12月の朝に、私の慟哭がむなしく響きます。ちなみに初回審査の結果は、申請から約2週間後の朝9時ごろに通知されました。
アドセンスvsタヌキ、1回戦目の状況
1回目の申請時のサイト状況は以下のとおりです。
- サイト開設(ドメイン取得)から18日目(申請時4日目)
- 記事数15(申請時6)
- 記事の文字数は4,000文字~7,000文字
- プライバシーポリシー・免責事項の設置あり(ほぼコピペ)
- 固定ページでプロフィールの詳細ページあり(3,000文字)
- フリー画像を多数使用
- オリジナル画像はなし
- 引用を多数使用
- Youtube動画の埋め込みあり
この内容で、返答は上記のとおり「コンテンツが複製されているサイトだからダーメよ!」というものでした。ただ、私はこの時点ではまだ状況を楽観視していたのです。
アドセンスvsタヌキ、2回戦目の状況
2回目に申請をするにあたり、まずは記事内で使用されているフリー画像を全て削除しました。また、Youtubeなどの外部サイトの埋め込み機能や引用文章も徹底して削除しました。
2回目に申請したときのサイト状況は以下のとおりです。
- サイト開設(ドメイン取得)から19日目
- 記事数15
- 記事の文字数は4,000文字~7,000文字
- プライバシーポリシー・免責事項の設置あり(ほぼコピペ)
- 固定ページでプロフィールの詳細ページあり(3,000文字)
- フリー画像は全て削除
- オリジナル画像はなし
- 引用文章は全て削除
- Youtube動画の埋め込みなし
まあ、当然のように再び審査落ちしました。申請から1日後のこれまた朝9時ごろに、全く同じ文言で「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」という理由がアドセンスのサイト上に表示されました。
この時点でさすがに鈍感な私でも「あれ?これドツボにはまってる?」と危機感を抱き始めます。
アドセンスvsタヌキ、3回戦目の状況
3回目の申請に際して、前述したコピーチェックツールの「CopyContentDetector」で記事のコピペチェックをしました。その結果、15記事中、3記事が類似率、一致率ともに高い数値(類似率8%、一致率42%)を出しましたので「これだ!」と思い、すぐに非公開にしました。ちなみに、このときに残った12記事についても類似率3%以下、一致率30%以下になるように修正しています。
また、他にも禁止ワードにかかっている疑いのある語句を全て修正しました。
申請から1日後の、またまた朝9時ごろに審査落ちを告げるメールがGmail宛てに届きました。ここで私の心は一度折れます。
3回目に申請したときのサイト状況は以下のとおりです。
- サイト開設(ドメイン取得)から20日目
- 記事数12
- 記事の文字数は4,000文字~7,000文字
- プライバシーポリシー・免責事項の設置あり(ほぼコピペ)
- 固定ページでプロフィールの詳細ページあり(3,000文字)
- フリー画像はなし
- オリジナル画像はなし
- 引用はなし
- Youtube動画の埋め込みはなし
- コピペチェックを実施。全記事、判定良好になるまで修正
アドセンスvsタヌキ、4回戦目の状況
立ち直りがはやいのが唯一の長所と通信簿に書かれたこともあるワタクシ。一晩寝て起きたらまたやる気が湧いてきました。
というか、このままだと年間契約で支払ったサーバー代やドメイン代、有料テーマ「Jin」にかかった費用が雪のようにとけて消えてしまう。冗談じゃないぞ、特に有料テーマの「Jin」には1万4,800円もかかってるんじゃ!
私は焦りました。ただ、それ以上に開き直りによる余裕も生まれてきました。
開き直った私は、実験のつもりでサイトを以下の状況にしてから審査に出しました。
- サイト開設(ドメイン取得)から22日目
- 記事数0(全て非公開)
- 記事の文字数も当然0
- プライバシーポリシー・免責事項の設置なし
- 固定ページでプロフィールの詳細ページなし
- フリー画像もなし
- 引用もなし
- Youtube動画の埋め込みもなし
オールゼロ。
サイトにあるのはトップページだけです。こんなふざけた申請をした理由はたった1つ。「コンテンツが複製されているサイト」という理由をまず消したかったからです。
コンテンツ(記事)が全くないサイト状況にすれば、とりあえずは「コンテンツが複製されているサイト」という判定を下されることはなくなるのでは?という疑問が頭に浮かんだからですね。
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について
AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎ るページには Google 広告が表示されません。これには、 第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、 コンテンツをコピーまたはリライトしたページが含まれます。
・・・はあ?
コンテンツゼロにしても、3回目までと全く同じ判定が下されました。意外ではありましたが、それと同時にやったなとも思いましたね。3回目までは「コンテンツが複製されているサイト」という審査落ちの理由をそのまま「記事がコピーコンテンツに該当していることによる審査落ち」だと捉えていましたが、実は違うんだなというのが分かったからです。
記事ゼロの状態にしても同じ理由が返されるのならば「複製」や「コピー」、「リライト」というショッキングなワードに、Googleはそこまで重要の意味を込めていないのだろうなと思いました。
Google的には、おそらく「サイトのトップページも含めてコンテンツとしての価値が低い」場合に、「コンテンツが複製されているサイト」という理由で審査落ちさせているのだろうな……と。
アドセンスvsタヌキ、5回戦目の状況
そして、記念すべき5回目の申請。2019年の大晦日とお正月をすべて捧げて、ヘルプフォーラムはもちろんのこと、「アドセンス 審査」で出てくる先輩方の成功談。その他、SNSで審査合格の報告をしているサイトにいたるまで、舐めあげるように読み漁り審査通過に必要なサイト・記事(コンテンツ)の条件を探りました。
サイト全体を手直しするうえで、「どうせならドメインごと変えるか」と新規でドメインを取り直しました。私が導入している有料テーマの「Jin」は1回購入したら無制限に複数ドメインで使えます。契約しているエックスサーバーも特に追加で料金など発生しませんでしたから、ドメイン代で2,000円ほど追加で支払い、新規ドメインを取得しました。
5回目に申請したときのサイトの状況は以下のとおりです。
- サイト開設(新規ドメイン取得)から6日目(審査通過の通知が届いたのは13日目)
- 記事数7
- 記事の文字数は3,000文字~6,000文字
- プライバシーポリシー・免責事項の設置あり(ほぼコピペ)
- 固定ページでプロフィールの詳細ページあり(3,000文字)
- フリー画像あり(2枚)
- オリジナル画像あり(6枚)
- 引用はなし
- Youtube動画の埋め込みはなし
- コピペチェックを実施。一致率は1%~3%。類似率は最も高いもので32%。
箇条書きにすると、1回目~3回目までの申請時の状況と比較してもそこまでの差はないですね。
やはり、記事の書き方をガラリと変えたのが大きいかと思います。1回目~3回目までの記事は、「客観的で読みやすいが、調べれば誰にでも書けそうな無難な記事」ばかりでした。
対して、審査に通過したときの記事は7つとも「主観的で読みにくいところも多いが、私以外には絶対に書けないクセの強い記事」ばかりでした。
オリジナル画像とオリジナルイラストでダメ押しした
ちなみに、画像についてもオリジナルのものをいくつか入れるように意識しています。100円均一ショップのSeriaで購入した素材を使い、DIYで撮影台を作りました。そして、フリーのフォト加工ソフトで編集してアイキャッチ画像として挿入しています。
さらに、プロフィール画像についても従来のイラストACにあるフリー画像からPCソフトの「イラストレーター」で描いたオリジナルのイラストに変更しました。もともとはmomoiroさんが描かれている素敵な可愛らしいタヌキの画像を使ってサイトを作ろうと思っていたんです。
私はこういうデフォルメされたイラストが大好き。ただ、基本的に新サイトではmomoiroさんの画像は使いません。イラストは下手くそでも、自分で描いたものを使っていくつもりです。
他人様が描いたイラストをプロフィール写真にして、自分のペルソナを構築することに形容しがたい「せこさ」を感じたからです。まあ、そう言いながらフリー画像やSNSなどの埋め込み、外部サイトからの引用はガンガン使っていくつもりですが。
結果的に、オリジナルで描いたイラストや自身で撮影した写真がサイト全体の独自性を底上げしてくれた可能性はありますね。
こうやってアドセンス審査を相手に悪戦苦闘している間に、
- オリジナル画像を掲載できる環境
- オリジナルイラストを描ける環境
を入手できたのは大きな収穫でもあります。アドセンス審査との戦いが私を成長させてくれました。何でしょう……研ぎ澄まされた感があります。
FFのファンファーレがバックで響いているのが聞こえます。テイルズオブエターニアでいえば、極光壁を覚えたころのような万能感が私を包んでいます。
「コンテンツが複製されているサイト」でアドセンス審査に通らずに頭をかかえている方。今感じている苦しみや憤りはサイト成長への貴重な種火となります。アナタにしか書けない記事を準備して、もう1度アドセンス審査に挑戦してみましょう。そして、審査通過の通知をその手につかんでください!
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まとめ
7記事でアドセンス審査に合格した経験から、「コンテンツが複製されているサイト」についての対処法をご紹介してきました。アドセンスの通過はスタート地点だとよく言われますが、最近はそのスタート地点に付くまでのハードルも高くなっています。
この記事はもちろん、他のアドセンス通過者の方たちのサイトなどを参考にして、いちはやくスタート地点に到達してください。この記事がアドセンス通過という道程で迷ってしまった皆さんにとっての「灯台」として、少しでも力になれたのなら幸いです。
当サイト「タヌドア!」は、よくあるキュレーションサイトやまとめサイトと違い、管理人のたぬきちが自分自身で書き上げた記事のみを掲載しております。
「生涯更新」をコンセプトに、無料で読めるWebマガジンとして皆さんの生活を豊かにできる情報を発信いたします。Twitter始めました!お気軽に話しかけていただけると、たぬきちは喜びのあまり歌い出します。