トランギアの人気アイテム「ストームクッカー」をご存知でしょうか?
ストーム(storm)、すなわち「嵐」のなかでも使用できる調理器具は、変動しやすい日本の天候でキャンプを楽しむには必須のアイテムです。
トランギアといえば「メスティン」が有名ですが、本当の「トランギア通」はメスティンにくわえてストームクッカーまで自在に使いこなしています。今回は、トランギアのストームクッカーをまだ持っていない方にむけて、この調理器具の7つの魅力からラインナップの違い。そして、具体的な使い方まで全てご紹介します!
- キャンプクッカーはできるだけ軽くてコンパクトなものが良き!
- バーナーまでセットで1つに収納できるオールインワンなクッカーセットが欲しい!
- キャンプ場で食べるご飯は30分以内の調理時間でパパッと美味しく作りたい!
- 見た目もおしゃれなキャンプクッカーじゃないとアカン!
目次
- 1 トランギア「ストームクッカー」とは?
- 2 トランギア「ストームクッカー」の特徴
- 3 トランギア「ストームクッカー」の7つの魅力とは?
- 4 トランギア「ストームクッカー」の魅力①
- 5 トランギア「ストームクッカー」の魅力②
- 6 トランギア「ストームクッカー」の魅力③
- 7 トランギア「ストームクッカー」の魅力④
- 8 トランギア「ストームクッカー」の魅力⑤
- 9 トランギア「ストームクッカー」の魅力⑥
- 10 トランギア「ストームクッカー」の魅力⑦
- 11 トランギア「ストームクッカー」のラインナップ4選!
- 12 トランギア「ストームクッカー」のラインナップ①
- 13 トランギア「ストームクッカー」のラインナップ②
- 14 トランギア「ストームクッカー」のラインナップ③
- 15 トランギア「ストームクッカー」のラインナップ④
- 16 トランギア「ストームクッカー」とセットで使いたいグッズ
- 17 トランギア「ストームクッカー」の使い方と注意点
- 18 まとめ
トランギア「ストームクッカー」とは?
アルコール燃料で強力に着火するスペシャルクッカー
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トランギアのストームクッカーはアルコールバーナーを燃料にして強力に着火する特製の調理器具です。
ストームクッカーがあれば、もうキャンプ場での着火・調理に薪やガスは不要です!
もともとは登山・トレッキングに向けて作られたアイテム。急な横風に晒されても熱を逃がさずに調理を続けられるよう構造が工夫されています。
ストームクッカーの構成は?
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トランギアのストームクッカーは下記のアイテムがセットになって構成されています。
- アルコールバーナーを固定するための「ベース台」
- アルコールを燃料にして炎を上げる真鍮製「バーナー」
- 熱を効率よく上昇&横風から守り安定させるための「風防」
- 鍋やフライパン・ケトルなどを置くための「五徳」
- お湯を沸かしたり煮込み料理や焼き料理を作れる「調理用ソースパン×2」
- ストームクッカーを収納する際に蓋としての役割も果たす「フライパン」
- フライパンの取っ手部分となる後付けの「ハンドル」
これらが全てセットになったのがトランギアのストームクッカーです。
アルミニウムで作られている芸術品
ストームクッカーは、その素材としてアルミニウムを採用しています。メスティンよろしく、高耐久・超軽量・高熱伝導率のアルミニウムで構築されたストームクッカーはまるで芸術品のような特級アウトドアギアに仕上がっています。また、2018年にラインナップに追加された「デュオーサル・シリーズ」は内側に耐摩耗性と耐腐食性の強いステンレス鋼を取り入れることで、さらなる製品寿命の延長に成功しています。
ストームクッカーの構造はシンプルイズベスト
アルコール燃料で着火する部分をグルっと囲うように備え付けられている風防。そして、3つのラインが、まるでシンボルマークのように伸びる金属製の五徳(ごとく)。シンプルな構造ですが、だからこその使い勝手のよさと耐久性の高さがストームクッカーの人気の理由ですね!
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トランギア「ストームクッカー」の特徴
アウトドアに求められる「携帯性」を徹底的に追求した
トランギアのストームクッカーにある特徴は何といっても「携帯性」の高さです。もともとストームクッカーは登山家向けに作られたギア。ヨーロッパの大地にそびえたつマッターホルン(標高4,478m)やモンブラン(標高4,810m)にチャレンジする登山家が「携帯しやすいように」作られたのがストームクッカーです。
構成品を格納することでよりコンパクトに!
ソロ向けのキャンプ鍋やケトルとセットでコンパクトに収納できるように設計されているのが特徴です。
アルミニウム素材がもたらす「軽量性」は驚愕のひと言!
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トランギアといえば「アルミニウム」。総アルミのメスティンも有名ですが、同じくアルミニウムを取り入れて作られているのがストームクッカーです。軽量性と熱伝導率の高いアルミニウムを複合させたストームクッカーは、ただ軽いだけではなくアウトドアでのタフな使用にもしっかりと耐えてくれます。
荷物を極力減らしたいソロキャンパーさんやバックパッカーさんに、ストームクッカーはよくおすすめされます。その理由はこの「軽量性」にあるのです。
意外と知られていない「拡張性」の高さ
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また、意外と知られていない特徴として「拡張性」の高さも挙げられます。トランギアのストームクッカーには、ぜひセットで使いたい拡張アイテムがいくつかあります。例えば、「マルチディスク」が代表例ですね。こちらはストームクッカー収納時に蓋として活躍する付属のフライパンの内側に、ちょうどよく収納できるサイズになっています。
ストームクッカーとぴったりマッチするアイテムが多数!
このマルチディスクは、耐熱温度250度というタフなアイテム。まな板として使用できるほか、お鍋と合わせて使用すればお湯の湯切りまで可能です。例えば、レトルトカレーを湯煎したり、パスタを茹で上げたりするのに大活躍してくれます。他にもストームクッカーのサイズに合うものであれば、皆さんの創意工夫でいろいろなアイテムを組み合わせることができますよ!
トランギア「ストームクッカー」の7つの魅力とは?
工業&アウトドア大国「スウェーデン」の本気のこだわり
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工業大国にしてアウトドア大国でもある北欧の国「スウェーデン」。このスウェーデンで誕生したアウトドアギアメーカーがトランギアです。トランギアといえば?と尋ねられると「メスティン!」と答えるキャンパーさんが多いですが、個人的にはストームクッカーもメスティンに負けず劣らずのクオリティ。
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トランギア「ストームクッカー」の魅力①
パワフルな火力で美味しいキャンプご飯を調理!
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ストームクッカーはメチルアルコールを燃料にして着火します。ストームクッカーのベーススタンドに、風防+五徳の役割を果たすパーツを組み付け、その中央にアルコールバーナーをセットしましょう。
風防に守られながら効率的に空気を取り込む
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あとは、アルコールバーナーに着火するだけでOK!ストームクッカーのベーススタンド部分には無数の風穴が設けられています。アルコールバーナーに着火すると、その炎は風防にしっかりとガードされながら風穴より空気を取り入れてどんどん勢いを増していくのです。
料理中に風で火が消える心配がないのは魅力!
他社製のキャンプバーナーを使用したことがある方は、お分かりいただけるかと思いますがこの手のアウトドアギアを使っていて一番面倒くさいのは「料理中に火が風で消えること」ですよね。ストームクッカーの安定した勢いのある炎は、1度着火してしまえば燃料が尽きるまで継続して燃え続けます。高火力&安定した炎を求めているキャンパーさんにとって、これほど魅力的なアイテムはないでしょう。
トランギア「ストームクッカー」の魅力②
シンプルな仕組み・原理は悪天候下でこそ輝く
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考えてみると、トランギア「ストームクッカー」の仕組みは実にシンプルですね。炎の勢いを弱める突風を風防で防御!&炎の栄養になる空気を風穴から内部に送って火を育てていく。後述する使い方も簡単ですが、仕組み・原理も同じくらい単純です。
ストームクッカーは真冬でも問題なく使用可能
トランギア「ストームクッカー」はこの単純な仕組みから、真冬の低温環境下でも何の問題もなく使用することできます。例えば、ガス燃料のキャンプクッカーなどの場合は冬場の低温環境下や標高の高い高原キャンプ場では「着火不可能」で使えないケースも多いですよね。
冬キャンプで温かいコーヒーや美味しいキャンプご飯を!
しかし、トランギア「ストームクッカー」ならば、そんな悪条件でもヘッチャラ!燃料となるメチルアルコールの強力な着火力で、厳寒の冬キャンプでも温かいコーヒーや美味しいキャンプご飯を調理できます!
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トランギア「ストームクッカー」の魅力③
軽量でコンパクトなだけでは三流!
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ストームクッカーは軽量&コンパクト。ただ、それだけならば正直、他にもっと安いキャンプクッカーがたくさんありますよね。トランギア「キャンプクッカー」はそんな低レベルな水準でまとまってはいません!
高強度のアルミニウムは強度も抜群
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軽量&コンパクトという点に埋もれがちですが、この製品の隠れた魅力はその耐久性の高さ。アルミニウム製のクッカーはどうしても薄くて脆い製品が多いですが、ストームクッカーに使用されているのはアルミのなかでも高強度で頑強な特製素材。まさに「アルミのなかのアルミ」と呼ぶにふさわしい素材を、トランギアの匠の技術で成型しています。
「大事に使えば一生もの!」と高い評価が付けられるストームクッカー
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日本が誇る名峰、富士山よりも1,000m以上も標高が高いヨーロッパの山脈。それらを制覇する1流登山家の「相棒」として携帯されるストームクッカーだからこそ、軽量&コンパクトなだけではダメなんです。「大事に使えば一生もの!」と口コミ&レビューでも好評な圧倒的タフさ!これもストームクッカーの魅力の1つですね。
トランギア「ストームクッカー」の魅力④
用途に合わせて選べる豊富なラインナップ!
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トランギア「ストームクッカー」の忘れてはいけない魅力は、その豊富なラインナップにあります。ソロ向けのSサイズや多人数向けのLサイズなどのサイズ差による種類分けはもちろん、腐食防止用の特製加工が施されたタイプや、渋い黒色塗装が施されたタイプなどラインナップは実に豊富です。
ノンスティック加工済みのフライパンならば焼き料理も簡単!
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国内外で人気の高い「ウルトラライトシリーズ」は、登山からキャンプまであらゆるシーンに対応できる柔軟なラインナップとなっています。フライパンの内側には、焦げ防止用の「ノンスティック加工」が施されており、ストームクッカーの使い勝手をさらに向上させています。
限定カラーのストームクッカーも存在する
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ユーザーからも好評を博しているストームクッカーは、たびたび限定カラーが販売されている製品でもあります。金属本来の味わいが活きるメタルカラーのストームクッカーのほかにも、高級感のある紅色塗装で彩られた製品も存在します。あなたの思い描く使い道にあったお気に入りのストームクッカーを見つけだしてみてください!
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トランギア「ストームクッカー」の魅力⑤
燃料を簡単に調達可能!
ストームクッカーの燃料はメチルアルコールです。このメチルアルコールは、ホームセンターやドラッグストアなどでお手頃価格でゲットすることができます。キャンプ用のCB缶よりも入手難易度が低いのは嬉しいところですね。
燃料の費用対効果も素晴らしい
燃料用アルコールは、ガスやホワイトガソリンと比較して、リーズナブルな価格帯で販売されているのも魅力です。「アルコール燃料は消費が激しいのでは?」とも言われますが、実際に使用してみると意外とガスやホワイトガソリンより実コスパに優れていることに気付かされます。
アルコールバーナーの使い勝手の良さに惚れる
ストームクッカーのアルコールバーナーは真鍮(しんちゅう)製です。真鍮とは、銅と亜鉛の合金で「簡単なお手入れをするだけで、数年・数十年と長く使用しつづけることができる」のが魅力の素材。時間が経つごとに、色味が変わり味が生まれます。よくあるメッキ製の安っぽいナンチャッテバーナーと違って、本当に意味で「本物」と呼べる一品です。
トランギア「ストームクッカー」の魅力⑥
ストームクッカーの価格は高いor安い?
細部にまで名工のこだわりが光るストームクッカー。このアウトドアギアは、パッと見ただけでと「ん?少し高いかな…」と思えるくらいの価格設定となっています。
ストームクッカーがなぜリーズナブルであるといえるのか?
ただ、他のキャンプクッカーを購入したことがあるキャンパーさんならば、この価格帯が実のところすごくリーズナブルであることに気づかれるでしょう。ストームクッカーは、心臓部であるアルコールバーナーに特製の風防+五徳。それに加えてフライパンと深型のソースパン(お鍋)まで全てがセットになっています。
個別に各種のアイテムを揃えるのはコスパが悪い
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トランギア以外のアウトドアギアメーカーも、アルコールバーナーや風防、五徳。それにフライパンやソースパンなどを取り扱ってはいますが、それらを個別に揃えようと思うと、ストームクッカーと同程度の予算では心もとないかもしれません。
組み合わせ収納ができるかできないかも重要!
それに、ストームクッカーの場合は、アルコールバーナーから風防、五徳にフライパンやソースパンまで組み合わせ収納ができる点も見逃せません。個別にこれらの製品を揃えた場合には、各種アイテムのサイズが合わずにコンパクトに組み合わせ収納ができないケースも十分に考えられます。
トランギア「ストームクッカー」の魅力⑦
おしゃれなデザインと機能美の融合
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皆さんがキャンプ道具を選ぶ際の基準は何でしょうか?
おそらく、ただ単に機能性が優れているだけでは、皆さんは満足しないでしょう。長く使用していくキャンプギアだからこそ、「おしゃれさ」「かっこよさ」は超重要な要素です。ストームクッカーは、アルミニウムがもたらす独特の風合いと、一切の無駄を省いたマッシブなデザインが多くのファンを生んでいるアイテムです。
究極の実用性は収納時にこそあらわれる
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日本よりも寒さの厳しい北欧の国、スウェーデンで生み出されたストームクッカーは、「チャラチャラ」とした飾り気など微塵もありません。究極の実用性を実現するために工夫された機能美は、使用時はもちろん収納時にも表出します。すっぽりと無駄なく格納された様子は、片付け作業をしていてもホレボレするほどです。
本当に優れたキャンプギアとはかくあるべきか
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また、同じくトランギアが開発販売している「ハーフパイントマグ」や前述した「マルチディスク」なども、すっぽりとパーフェクトに収納できます。
本当に優れたキャンプギアとはかくあるべきか。
ストームクッカーは、それを教えてくれる希少なアウトドア用品と言えるでしょう。
トランギア「ストームクッカー」のラインナップ4選!
個性豊かなストームクッカーのラインナップシリーズをご紹介!
ここからは、トランギア「ストームクッカー」の最新ラインナップを見ていきましょう。全ラインナップについて、SとLの2種類のサイズが揃っています。王道の「ウルトラライト」から、新進気鋭の「デュオーサル」まで各製品の特徴や選び方を簡単にご紹介していきますね!
トランギア「ストームクッカー」のラインナップ①
ストームクッカー・ウルトラライトシリーズとは?
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もっともスタンダードなストームクッカーのラインナップがこちら、「ウルトラライトシリーズ」です。「UL」という表記で略されることもあります。一般的に使用されているアルミニウム合金よりも高品質&高硬度なものを厳選して成型されています。ラインナップシリーズのなかではもっとも価格が安く、手に取りやすいのも嬉しいところ。
もっともスタンダードな安定のULラインナップ
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付属のフライパン内側には、焦げ付き防止用のノンスティック加工が施されています。ソースパン(お鍋)はメスティンと同じく無垢アルミニウム合金を採用。湯沸かしから、焼く・煮るなどの調理行程を万能にこなせるオールラウンドプレーヤーです!
もしも、「どのラインナップのストームクッカーを買えば良いのだろう…」と迷われたなら、とりあえずウルトラライトシリーズを選んでおけば間違いありません!まるでハーゲンダッツのバニラにも似た安定感ですね!
ストームクッカーS・ウルトラライトのスペック情報
Sサイズのスペックは下記のとおりです。直径18cmのフライパンに、1リットルのソースパンが2個付属しています。ソロ~2人程度の少人数キャンプであれば、Sサイズが1セットあるだけでキャンプご飯の調理準備はOKですね!
重量:740g 収納サイズ:φ18×H10cm
フライパン(Φ18㎝):アルミ製(ノンスティック加工済)
ソースパン(1.0ℓ×2):アルミ製(無垢)
ストームクッカーL・ウルトラライトのスペック情報
Lサイズのスペックは下記のとおりです。直径22cmのフライパンに、1.5リットルと1.75リットルのソースパンが付属しています。0.9リットルのケトル(別売り)を、重ねて収納できますので、本当の意味で「これ1セットで全て完結できる」製品ですね。付属のバンドでギュッと締めればリュックなどにも簡単に入れられます。
重量:900g 収納サイズ:Φ22×H10.5cm
フライパン(Φ22㎝):アルミ製(ノンスティック加工済)
ソースパン(1.5ℓ、1.75ℓ):アルミ製(無垢)
トランギア「ストームクッカー」のラインナップ②
ストームクッカー・ULブラックバージョンシリーズとは?
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アルミニウムのメタルカラーがそのまま活かされた「ウルトラライト(UL)シリーズ」を、漆黒に塗装した製品がブラックバージョンです。ウルトラライトシリーズと同じく、素材となっているアルミニウムの内側に、焦げ付き防止のノンスティック加工が施されています。
マッドでダンディな黒色仕上げはおしゃれさ抜群!
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使い勝手はそのままに、カラーリングを黒色に染め上げたラインナップシリーズとなっています。
「黒く染めただけ?」→「YES!」
だがそれが良いのです。個人的に、キャンプギアなんてものは、ユーザーのセンスに合うかどうかが最重要なのです!どうですか、このマッドでダンディな黒色仕上げ。バチコン!とくるものがありませんか?
加えて、汚れも目立ちにくい仕様になっています。皆さんがすでにお持ちのキャンプギアとの相性も考えて、従来のメタルカラーかブラックカラーかを選択していきましょう。
ストームクッカーS・ULブラックバージョンのスペック情報
Sサイズのスペックは下記のとおりです。ノンスティック加工で焼き料理でもパパッと作れてしまうのは嬉しいですね。単なる目玉焼きでも、キャンプ場で食べれば満点の美味しさでしょう!
重量:869g 収納サイズ:Φ18×H10㎝
フライパン(Φ18㎝):アルミ製(ノンスティック加工済)
ソースパン(1.0ℓ×2):アルミ製(ノンスティック加工済)
ストームクッカーL・ULブラックバージョンのスペック情報
Lサイズのスペックは下記のとおりです。1.75リットルのソースパンも、フライパンと同様に焦げ付き防止のノンスティック加工が施されていますので、トロミのある煮込み料理などもストレスなく調理できますよ!
重量:1149g 収納サイズ:Φ22×H10.5㎝
フライパン(Φ22㎝):アルミ製(ノンスティック加工済)
ソースパン(1.5ℓ、1.75ℓ):アルミ製(ノンスティック加工済)
トランギア「ストームクッカー」のラインナップ③
ストームクッカー・ULハードアノダイズドシリーズとは?
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ストームクッカーのウルトラライト(UL)シリーズを原型に、表面にアルミニウムに対して「ハードアノダイズド(陽極処理)加工」を施したラインナップシリーズです。
ハードアノダイズド(陽極処理)加工とは?
ハードアノダイズド加工とは、アルマイト加工の1種です。アルマイト加工とはナンジャラ?というと、アルミニウムの表面に防錆性・耐腐食性をもたせるためのバリアを設置する処理のこと。ハードアノダイズド加工は、このアルマイト加工のスペシャル版です。「硬質アルマイト加工」とも呼ばれますね。参照:三和メッキ工業株式会社
スペシャルバリアでさらに使い勝手を向上させたモデル
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基本的なサイズは通常のウルトラライトシリーズと同一。ただ通常のウルトラライトシリーズよりも錆び・腐食が発生しにくく、新品同様の綺麗な状態を長く保ちつづけることができるわけですね。ただ単にブラック塗装されただけの「ブラックバージョンシリーズ」よりも、+αの機能性を追加しつつダークカラーに染められているのが何ともおしゃれ!
ライト~ミドルユーズであればハードアノダイズド加工がより長く維持できますので、「そこまで頻繁にキャンプや登山に行かない」というライト層にとってはベストな品でしょう。
ストームクッカーS・ULハードアノダイズドのスペック情報
Sサイズのスペックは下記のとおりです。0.6リットルケトルやマルチディスクなどもスタッキング(積み重ね)して収納できるサイズ感が魅力です。ソロならこちらがおすすめ。
重量:740g 収納サイズ:φ18×H10cm
フライパン(Φ18㎝):アルミ製(ノンスティック加工済)
ソースパン(1.0ℓ×2):アルミ製(ハードアノダイズド加工済)
ストームクッカーL・ULハードアノダイズドのスペック情報
Lサイズのスペックは下記のとおりです。ファミリーキャンプであればLサイズが最適でしょう。ブラックバージョンとはまた違った渋いカラーリングで、おしゃれなアウトドア料理を作ってみてください。
重量:900g 収納サイズ:φ22×H10.5cm
フライパン(Φ22㎝):アルミ製(ノンスティック加工済)
ソースパン(1.5ℓ、1.75ℓ):アルミ製(ハードアノダイズド加工済)
トランギア「ストームクッカー」のラインナップ④
ストームクッカー・デュオーサルシリーズとは?
2018年にラインナップに追加されたニューフェイス。それが「デュオーサル」シリーズです。従来のストームクッカーがオールアルミで構築されていたのに対して、デュオーサルシリーズは製品の内側にステンレス鋼を複合させたハイブリッド・キャンプクッカー。ウルトラライトシリーズよりも、若干重量が増していますがそのぶんだけメンテナンス性と耐久性の向上に成功しています。
長く使用しつづけるのであればデュオーサルシリーズもおすすめ!
また、ウルトラライトシリーズにあった焦げ付き防止のノンスティック加工が施されていないのも特徴です。そのため、付属のフライパンで焼き料理を作る際には油を多めに引かないと焦げが発生しやすくなります。
ただ、ノンスティック加工は使い込むうちにどうしても剝がれ落ちていくものです。最初から、ノンスティック加工処理が施されていないデュオーサルシリーズであれば、「ノンスティック加工が剥がれて、まだら模様になる」事態を防ぐことができます。そのため、長く綺麗な状態でストームクッカーを使用しつづけたいのであれば、タフなデュオーサルシリーズを選ぶのがおすすめですね。
ストームクッカーS・デュオーサルのスペック情報
Sサイズのスペックは下記のとおりです。収納袋は別売り。0.6リットルのケトルも組み合わせ収納ができます。ソロキャンプならばこちらで十分でしょう。
重量:880g 収納サイズ:Φ18×H10㎝
フライパン(Φ18㎝):外側/アルミ製 内側/ステンレス製
ソースパン(1.0ℓ×2):外側/アルミ製 内側/ステンレス製
ストームクッカーL・デュオーサルのスペック情報
Lサイズのスペックは下記のとおりです。0.9リットルのケトルを組み合わせ収納できますので、2人以上でのファミリーキャンプでも十分に活躍してくれますね!
重量:1130g 収納サイズ:Φ22×H10.5㎝
フライパン(Φ22㎝):外側/アルミ製 内側/ステンレス製
ソースパン(1.5ℓ、1.75ℓ):外側/アルミ製 内側/ステンレス製
トランギア「ストームクッカー」とセットで使いたいグッズ
1.トランギア「マルチディスク」
トランギアが販売しているマルチディスク。約250度の超高温まで耐えられるこのアイテムは、ストームクッカーとセット使いたい代表的な製品です。まな板や耐熱皿。それに湯切り蓋としても活躍してくれます。また、付属フライパンに重ね合わせることで、ストームクッカーと一緒にまとめて収納することも可能です。
Sサイズのストームクッカーならば18cmサイズのマルチディスクを!
ラインナップの種類に限らず、Sサイズのストームクッカーならば18cmのマルチディスクがぴたりと合います。
Lサイズのストームクッカーならば21cmサイズのマルチディスクを!
逆にLサイズのストームクッカーならば21cmのマルチディスクを選びましょう。お皿としても使用できますし、価格もそこまで高くはないのでストームクッカー・ユーザーの多くがセット活用していますね。
2.トランギア「湯沸かしケトル」
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トランギアの湯沸かしケトルも、ストームクッカーとセットで使用できる人気のグッズです。マルチディスクと同じく、ストームクッカー付属のソースパンと組み合わせてコンパクトに収納できます。
Sサイズのストームクッカーならば0.6リットルサイズのケトルを!
Sサイズならば0.6リットルのケトルで決まりです。ちょうど600mlですね。Sサイズのストームクッカーはソロ~少人数向け。このくらいのケトルのほうが、お湯を持て余すことがないのでちょうどいいのです。
Lサイズのストームクッカーならば0.9リットルサイズのケトルを!
Lサイズのストームクッカーならば0.9リットルサイズのケトルがジャストサイズです。アルコールバーナーを、燃料を使いきった状態にしてからケトル内に収納しましょう。
3.トランギア「ビリーコッヘル」
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シチューにカレーに豚汁と、料理の幅を広げてくれるのがトランギアの「ビリーコッヘル」です。これもストームクッカーと合わせて使用できるグッズとして密かな人気となっています。収納時には、ビリーコッヘルのなかにストームクッカーをスポッと気持ちよく入れることができますよ!
Sサイズのストームクッカーならば2.5リットルのビリーコッヘルを!
Sサイズのストームクッカーは2.5リットル容量のビリーコッヘルがベストサイズです。アルコールバーナーで効率的に煮込み料理を作れますよ!
Lサイズのストームクッカーならば4.5リットルのビリーコッヘルを!
Lサイズのストームクッカーは4.5リットルの大容量ビリーコッヘルまで対応できます。この容量であれば、ファミリーキャンプでも豚汁を奪い合わずにすみますね!
4.トランギア「収納袋」
ストームクッカーを本格的に使っていくのなら、専用の収納袋を用意しておくのもおすすめです。もちろん、収納袋がなくても付属のバンドでコンパクトに携帯できます。しかし、やはり専用の収納袋があったほうが取り回しのしやすさが変わってきます。
SサイズのストームクッカーならばNo.27の収納袋を!
Sサイズのストームクッカーに合う収納袋はNo.27の製品です。スムーズにすっぽりと収納・取り出しができます。
LサイズのストームクッカーならばNo.25の収納袋を!
Lサイズの場合は、少し大きめのNo.25の収納袋を選びましょう。「trangia」のブランドロゴが何ともおしゃれですよね!
5.トランギア「フューエルボトル」
ストームクッカーの燃料となるメチルアルコールは、保存・運搬中に漏れると火災事故にも繋がる取り扱い注意なアイテムです。より安全に運用していくためにトランギア「フューエルボトル」を導入するのもおすすめ!軽量&頑丈なポリエチレン製で重量は160g。この軽さで1リットルまでの燃料を備蓄可能です。
トランギア「ストームクッカー」の使い方と注意点
絶対に空焚きしてはいけない!
トランギアのストームクッカーは、表面にノンスティック加工が施されています。このノンスティック加工は、調理時の焦げ付きを防止してくれる優れた技術として、さまざまな調理器具に採用されています。そんな便利なノンスティック加工が施されたストームクッカーを、実際に使っていくうえで注意したいことは「空焚きをしないこと」です。
空焚きとは?
空焚きとは、フライパンやソースパンに水や食材を入れずに火にかけること。空焚きをすると、白い煙がフライパンやソースパンから噴き出ることがありますよね。基本的には「白煙」が出た時点で、もうNGだと思ってください。
便利なノンスティック加工のデメリット
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ノンスティック加工が施されたストームクッカーを空焚きすると、その高温に耐えられずに加工面が本体から剝がれ落ちてしまう可能性があります。また、過剰な空焚きでストームクッカーの表面温度が400度を超えると、人体に有害なガスが発生する危険性もあるのです。
「部分空焚き」もNGな使い方の1つ
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ベテランキャンパーさんでもたまにやってしまうのが「部分空焚き」です。例えば、少量のウインナーをストームクッカー付属のフライパンで焼くときには要注意!ウインナーがふれていないフライパンの焼き面は、空焚きに近い状態になっています。実はこれ「部分空焚き」と呼ばれるNGな使い方なんです。
賢い使い方でストームクッカーと付き合っていこう!
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ストームクッカーをはじめとしたノンスティック加工済みの製品を使用する際には、できるだけフライパンやソースパンの面全体に水や食材を広げるようにして調理していきましょう。たったこれだけの工夫で、ストームクッカーの寿命をグンと延ばすことができますよ!
まとめ
人気&万能アイテム「ストームクッカー」でアウトドアを満喫しよう!
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メスティンの影に埋もれがちなトランギアの隠れた名品「ストームクッカー」。まだまだ日本国内ではユーザー数が少ないアイテムですが、万能ともいえるほどの優れた機能性は通のキャンパーたちを虜にしています。もしも、まだキャンプ用のクッカーを揃えていないという方は、ぜひこの機会にストームクッカーをゲットしましょう!
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