最初に言わせていただくと、ワタクシ「たぬきち」は「ブログオワコン説」を声高に叫んでいる方って「パチコキ(嘘つき)」だと思ってます。
最近、やたらと目につくようになってきた「ブログオワコン説」。これからブログを始めてみようかなと考えている方たちにとっては、何だかやる気が減少させられる嫌なワードですよね。
ワタクシ、「たぬきち」が当ブログの運営をスタートさせたのが2019年1月1日の元旦でした。独自でドメインを取得して、サーバーとも契約し、WordPress用のクッソ高い有料テーマも購入して、「さあ、やったるかい!」と意気込んでいるときに、「いや、ブログはオワコンやで?今は動画コンテンツ、Youtubeの時代や!」と言われると、何だかなあ…という気分にさせられます。
しかも、ブログオワコン説を声高に叫んでいる方って、その多くが「すでにある程度の成功をおさめていて影響力のあるプロブロガー」の方たち、いわゆる「インフルエンサー」と呼ばれるような方たちなんですよね。
最近ググったワード「インフルエンサー」。なるほど、そういう意味なのね。先週、予防接種したばかりだからてっきり「インフルエンザ予防接種の啓蒙活動してる意識高い系の人たち」を指す言葉だと思ってた。#ブログ初心者
— 紅のたぬきち (@RedTanuPon) 2019年1月21日
ただ、よくよく彼らの言うことを聞いてみると「なるほどなぁ」と思う部分もある反面、「それ誇張しすぎじゃね?」と感じる部分も多々ありました。
今回は、そんな影響力のあるインフルエンザーの方たちが唱えるブログオワコン説に、「あなたの心のビタミンウォーター」ことワタクシが噛みついていこうかなと。何ならもう、彼らのナニをナニして食いちぎってやろうかなと思います。どうぞ、最後までお付き合いください!
目次
ブログオワコン説とは?
ブログでのネットビジネスは「青い海」ではなくなる
ブログオワコン説はさまざまなプロブロガーの方たちが唱えています。その内容は、論者によって微妙に異なりますが、要するに「ブログを介してのネットビジネスは、これまでのようなブルーオーシャン(青い海)ではなくなるよ」ってのがブログオワコン説の内容です。
ブルーオーシャン(青い海)とは?
ブルーオーシャン(青い海)とは、競争・競合する相手がいない。または、競争・競合する相手が弱い未開拓な市場のことです。従来のブログビジネスは「やればやっただけお金になって返ってくる」旨味のある、汚染されていない綺麗なマーケットだったわけですね。
ブログでのマネタイズ市場はすでに「赤い海」になっている
逆に、競争・競合する相手がたくさん存在する。または、競争・競合する相手が非常に強いすでに開拓済みの市場のことをレッドオーシャン(赤い海)と表現します。「ブログビジネスという市場を海に例えるのなら、その水はすでに青→赤に変わっているよ」というのが、ブログオワコン説の中身。
ブログオワコン説(オワコンとは言っていない)
皆さんのなかには、まだ彼らの唱えるブログオワコン説を詳しく読んだり見たりしていない方もいることでしょう。私はこの記事を書くにあたって、一応彼らの記事や動画を拝見させていただきました。面白いことに、彼らの言うブログオワコン説って、似たような「備考・補足」が必ず付くんですよ。
「今でもブログで月〇万円稼ぐことは十分可能ですよ!」
ブログオワコン説を唱えながらも、必ずコンテンツの冒頭で「オワコンとは言うものの…」と注釈を付けているんですよね。いわく、「ブログで稼ぎにくい状況ではあるが、それでも月〇万円稼ぐことは十分可能です」と。「月〇万円」の〇に入る数字は発信者によって異なります。月3万円稼ぐことは十分可能ですと言う方もいれば、月100万くらいまでなら稼ぐことはできると言う方もいます。
ブログオワコン説をまとめると…
正直、もうこの時点で個人的に「何だかなぁ…」って感じがするんですが、要するに、彼らが唱えるブログオワコン説をまとめるとこんな感じです。
従来に比べたらブログでお金を稼ぐまでに飛び越えなきゃいけないハードルは上がってきているけど、まだブログでお金を稼ぐこと自体は十分に可能だよ!ただ、これからはブログよりもYoutubeなどの動画コンテンツを始めたほうが大金を稼ぐチャンスがあるよ!
ブログオワコン説の中身については、これだけ把握しておけば十分です。
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ブログオワコン説の根拠
根拠1:文章コンテンツ自体が読まれなくなっている
ブログをはじめ、小説や雑誌などの文章コンテンツそれ自体が読まれなくなっているので、ブログはオワコンになっていくというのがブログオワコン説の根拠の1つです。これは「ブログオワコン説」というよりも「活字離れ」をスタート地点にしていますね。
小説を読む若者が減っている→若者は小説よりもYoutubeで動画をよく見ている→小説はオワコン→ブログは小説と同じく文字コンテンツである→だから小説と同じくブログはオワコンである
こんな感じの論理展開です。
根拠2:通信速度の大幅向上「5G」時代の到来
2020年以降の近い将来、次世代通信システム「5G」と呼ばれるテクノロジーが確実に世に出てきます。5Gとは「第5世代移動通信」のこと。従来の「4G」よりも圧倒的にハイパフォーマンスな通信速度、通信精度に加えて低コスト化も実現できるという夢のような技術です。
「5G」の登場でIT業界は変革する?
この5Gの登場によって、モバイル端末を取り巻く事情は大きく変化すると言われています。具体的には、スマートフォン端末を利用して屋外にいても動画コンテンツを一切の遅延なく鑑賞することができるようになります。総務省より、5Gが登場してからの生活イメージ動画がYoutubeにアップされています。気になる方はチェックしてみてください。
これまでは通信の遅延が発生して動画コンテンツを十分に楽しむことができない場合がありました。ただ、これからはWifiの5G技術台頭によって、より動画コンテンツが身近なものになります。そのため、文章コンテンツであるブログを読む機会が減少するだろうというのが、ブログオワコン説の根拠の1つです。
根拠3:GoogleのSEOトレンドの変化
もともとは検索エンジン流入がブログマネタイズの主体でした。検索エンジンとは、具体的にはGoogle検索のことですね。国内の検索流入の9割はGoogleからだと言われています。Googleの検索結果に表示される「表示順位」によって、ブログのPVや収益は変動します。この「表示順位」はGoogleが定期的に行うアップデートで大きく変動します。最近では、検索結果の上位に動画コンテンツが出てくる場面も増えていますね。
Googleのさじ加減1つでブログ収益が大きく変動する(100になったり0になったり)のもブログオワコン説の根拠になっています。
ブログオワコン説への反論
反論1:小説とブログ記事はイコールではない
まず、「若者の活字媒体離れ」からブログオワコン説に繋げるのはかなり無理があると思うんですよね。例えば、ブログが世のなかに出回り始めたのは2004年前後だとされています。ブログマネジメントの全盛期はいつだったか?おそらく、2011‐2016年くらいでしょう。人によっては少し前後するかもしれませんが。
若者の活字離れは今に始まったことではない
このブログマネジメントの全盛期時点で、すでに「若者は活字離れ」していましたよ。というか、もっと言えば、ブログが世に出る前。1999年「ノストラダムスの大予言」や「2000年問題」で世の中が右往左往していた当時に、すでに小説を読む若者は減っていましたよ。
皆さんの子供時代はどうでしたかね?多分、「分厚い小説や評論文は読まないけど、興味のあるブログ記事やファッション雑誌。平易な文章で書かれたライトノベルなどは読んでいた」という方が多いのではないでしょうか。
最近の出版市場規模の推移を見てみよう
例えば、最近の動向で言えば、文字コンテンツを含んだ出版市場規模の推移はこんな感じです。紙市場規模はマイナス方向に推移していますが、逆に電子書籍市場の規模はどんどん増進しているのが分かります。
出版業界の調査研究機関である(公社)全国出版協会・出版科学研究所(東京都新宿区、浅野純次理事長)は1月25日、2018年(1〜12月期累計)の紙と電子を合わせた市場規模(推定販売金額)が、前年比3.2%減の1兆5,400億円になったと発表した。紙市場は5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナス。一方、電子市場は11.9%増の2,479億円で、雑誌を除くコミック、書籍が2桁増となった。
これを言うと「その電子書籍の売り上げってコミック・漫画も混じってるんじゃ?」って思われるかもしれませんが、電子書籍(文字もの)も普通に売れていますよ。
電子書籍(文字もの)が同10.7%増の321億円
本当に文字から動画に皆さんの視点がガラリと移っているのなら、電子書籍(文字もの)の売り上げは減っていなければおかしくないですかね。
ブログの記事を分厚い小説と比較するのはナンセンス
それにこれは私見ですが、ブログ記事って分厚い小説や評論文を引き合いに出すようなアカデミックなコンテンツじゃないと思うんですよ。娯楽雑誌や趣味本、あとはライトノベルとかを読むような、肩の力を抜いて読み進められるコンテンツがブログ記事の姿だと思うので、「活字離れして本を読む層が減り動画を見る層が増えているから、本と同じく文字で書かれているブログを読む層は減るだろう」っていうのはかなりの暴論だと感じました。
反論2:そもそも動画を屋外で見るのか?
私は正直、4Gと5Gの通信速度や通信精度の差なんてものはよく分かりません。ただ、1つ疑問に思うのは「そもそも動画を屋外で見るのか?」ってことですね。皆さんはどうでしょう。
通勤・通学の途中で電車に揺られているときに、動画を見たいと思いますか?
私は5Gの通信環境が整っていたとしても屋外では動画は見ないと思います。動画は自宅のパーソナルな空間でゆっくりと鑑賞したいです。
4Gの時代でも屋外で動画は楽しめるが…
そもそも、現在の環境でも、少し工夫をすれば屋外でYoutube動画なりAmazonプライムビデオなりHuluなりをモバイル端末で快適に鑑賞することって十分に可能ですよね。これが5G環境になったから、一気に動画コンテンツどーん!ブログはダメー!っていうのは、正直あんまりイメージできないです。
反論3:SEO事情は今までが異常だった
根本的なことですが、SEO事情が時代に合わせて変動するのはアッタリマエのことです。いわゆるYMYL。すなわち「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与える」可能性のあるコンテンツについて容易に検索上位をとれなくなったり、アフィ根性丸出しの内容が薄いペラサイトが軒並み検索圏外に追いやられたりといった措置は、むしろ当然ではないでしょうか。
なぜSEO事情は厳しくなったのか?
例えば、金融系で少し前に流行した「仮想通貨」のアフィリエイト記事。私は当時クラウドソーシングサイトでライティングの仕事をしていたのですが、こんな高単価のスカウト依頼が腐るほどありました。
仮想通貨のアフィリエイト記事作成依頼
- 報酬:1記事6,000円(文字数3,000×文字単価2円)
- 初心者・未経験可。
- インターネットで仮想通貨のことを調べて、まとめるだけでOK。
仮想通貨なんて毛ほども知らない、取引したこともないような素人に記事作成させて、その記事をGoogleの検索上位に表示させ、お金儲けをするっていうアコギなビジネスを当たり前みたいにやってた方たちが腐るほどいたんですよ。誰とは言いませんが。
やりすぎ~やりすぎ~よね~♪
Googleが検索エンジンのアルゴリズムアップデートを頻繁に行って、記事内容を厳しめに判定するようになったのは、ある意味で当然です。これまで荒稼ぎしていた一部のプロブロガーの方たちやアフィリエイターの方たちがお金に目がくらんでやりすぎたから、それに対応してGoogleも信用の置けない個人サイトへの締め付けを強くしているだけの話。
ブロガーが取り組める「マネタイズ手段」が広がっただけ
自分自身の経験を基礎に置いて、しっかりと内容の濃いコンテンツを充実させていけばSEOの変化にも対応できるブログ運営ができるはずです。もちろん、マネタイズのリスク分散としてYoutubeや電子書籍販売。インフルエンサー事業に手を伸ばすのも良いですが、だからと言って「ブログはオワコン」にはならないですよ。単にできる手段が増えただけです。
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ブログはYoutubeなどの動画コンテンツに淘汰される?
動画でも調べものをする時代が到来する
よく「これからは調べものがあればGoogleではなくYoutubeで検索する時代が到来する」と主張する方がいます。確かに、Youtubeの検索なりGoogleの検索結果で出てきた該当動画なりを参照するユーザーは増えてくるでしょう。「これから」というか、すでにもう動画でも調べる時代に突入していますよね。動画コンテンツの重要性が増すというのは間違いありません。
ブログは動画に淘汰されない!
ただ、だからと言ってブログが淘汰されるか?と言われると必ずしもそうではありません。動画と文章とでは、コンテンツの質が全く異なるからです。例えばこれが「紙面書籍」と「電子書籍」であるとか、「ガソリン車」と「電気自動車」であるとか完全に利用場面や使い道・用途が同じであるならば、淘汰されるというのも分かります。しかし、動画と文章とでは情報の伝わり方も伝達スピードも全く異なります。
「ラジオ」の登場から見る文章コンテンツの存在感
例えば、皆さん「ラジオ」をご存知でしょうか?無線通信で音声を受信できる機械です。今はスマホでAM/FMのラジオ放送を聴けるらしいですね。1925年から本格的に国内に浸透し始めたラジオ。当時としては、それこそ革新的なテクノロジーでした。「4G→5Gへの進化」なんて目じゃないくらいの新鮮さです。
そんなラジオ機械の登場と同じころにブームになったのが「ラジオドラマ」です。ラジオドラマではアナウンサーの方や役者さんが人気の小説作品を朗読して、ラジオを通してお茶の間に届けてくれます。今までは本を開いて「読むこと」で理解していた小説を、ラジオを通して「聞くこと」で楽しめるようになったのです。
このラジオドラマがブームになったときにも、「小説は売れなくなるんじゃないのか?」「これからは文章よりも音声のほうに人が流れてしまうんじゃないか?」と懸念する声が出たそうです。ただ、現実にはどうでしょうか。小説は無くなりましたか?文章コンテンツは衰退しましたか?そんなことはないですよね。
「テレビ」の登場から見る文章コンテンツの存在感
その後にYoutubeと同じく「聞いて」「見て」楽しむテレビ放送が1950年代から登場してラジオ産業は少しずつその規模を縮小させていきました。悲しいですが、これは当然の結末です。ラジオは「耳で聞いて楽しむコンテンツ」で、テレビは「耳で聞いて目で見て楽しむコンテンツ」。ある意味で下位・上位互換の関係にありますからね。
それでは、小説などの文章コンテンツはテレビ放送の登場によってどう変化したでしょうか。無くなりましたか?それとも、ラジオ産業と同じく衰退しましたか?そんなことはないですよね。1980年代のバブル時代に、テレビでニュース番組を見ていたサラリーマンは通勤途中の道すがら、新聞を購入していました。テレビ番組と全く同じ内容のニュースが書かれた新聞を、通勤途中に再度読み込んでいたのです。現在は、紙媒体の新聞が電子版のネットニュース記事に変わりましたね。
人間は刺激に飢えている
思うに、人間は贅沢な生き物なんです。「見る」だけでは満足できない。「聞く」だけでも満足できない。もちろん「読む」だけでも満足できない。この3つの行為を組み合わせて、情報を手に入れたいのが人のサガです。
「見ること」に使用される脳組織と、「聞くこと」に使用される脳組織は違います。もう1つ加えるなら「読むこと」に使用される脳組織も異なっていますよね。だからこそ、メディアはもちろん教育の現場でも「見る」「聞く」「読む」の3つを連携した学習方法が実践されています。最近はこれに「話す」も加わっていますね。
個人的に、動画コンテンツが繁栄したら文章コンテンツが衰退するというのは、映像学習が導入されたら教科書(文章書籍)が不要になると唱えていた営業マンくらい胡散臭いです。んなわけない。
「聞く」と「読む」の具体的な違い
また、例えば1分という時間のなかで人が発信できる情報量は「聞く」と「読む」ではこれだけの差があります。
1分間に聞ける文字数 | 200~300文字 |
---|---|
1分間に読める文字数 | 400~600文字 |
大事なのは「使い分け」と「連携」です。例えば、300文字以内で伝えきれるような内容を相手に訴求したいのならば、動画コンテンツを利用したほうが結果が出やすいでしょう。逆に、3,000文字以上の情報量を伝達したければブログ記事としてコンテンツを作ったほうが成功しやすいかと思います。
さらに、長大な10,000文字を超えるような情報量を伝えたい場合には、ブログ記事に動画コンテンツを埋め込むなどして工夫すれば、より結果が出やすくなるでしょう。
動画と文章は住み分け・共生ができるコンテンツ
繰り返しになりますが、5G環境になり、動画コンテンツが繁栄したらブログは淘汰されるというのはありえません。動画と文章はもともと住み分け・共生ができるコンテンツだからです。
いつの時代も似たような話が出てくる
そういえば昔、「アニメーションが台頭すると漫画・小説は廃れる」と主張していた自称有識者もいましたね。いつの時代も優れた動画(映像)技術が出てくると、こういった論説は必ず出てくるものです。しかし、そういったノイズにいちいち惑わされる必要はありません。そういった極論を言う方の腹の底には「裏」の意味・意図があるからです。
ブログオワコン説の「裏」の意味
刺激的なフレーズを使う人間には絶対に「裏」がある
すでに少し触れましたがブログオワコン説を叫んでいる方のほとんどが「※オワコンは言い過ぎですが」といったような注釈をシレッと入れてたりするんですよ。あれホンマ何なんって思うんですが、要するに「オワコン」っていう刺激的かつセンセーショナルな表現で、ブロガーの皆さんを釣ってるわけですね。そんな餌で俺様が釣られクマー!ってなもんです。
そもそも「オワコン」という言葉の意味は?
オワコンとは、一時的に栄えていたがもうすでにユーザーに捨てられてしまったコンテンツのことです。「終わったコンテンツ」を略して「オワコン」。インターネットスラングで2010年前後から使われ始めました。
いわゆる有名プロブロガーの方たちが唱える「ブログオワコン説」の「オワコン」という言葉と、上記で紹介した本当の意味での「オワコン」は微妙に意味がズレていることに皆さんもお気づきかと思います。
彼らは「オワコン」という言葉を
正:「(すでに)終わったコンテンツ」という意味ではなく、
誤:「(これから)終わるコンテンツ」という意味で使用しています。
SEOのところでも書きましたが、時代の流れに合わせてコンテンツに流行り廃りが出るのなんて、アッタリマエです。「(これから)終わるコンテンツ」という意味でオワコンと言うのなら、何だってオワコンだと言えますよ。実際、ブログオワコン説も数年前から繰り返し叫ばれてきましたからね。いい加減なもんです。
なぜ彼らは「ブログオワコン説」を唱えたのか?
それでは、なぜ彼らはブログオワコン説を2018年前後から唱え始めたのでしょうか。答えはシンプルです。「自分がブログでお金を思うように稼げなくなったから」。具体的に言うと、Googleの2018年コアアルゴリズムアップデートでいわゆるアフィカスサイトの多くが検索圏外に追いやられたことに強い危機感を覚えたため。
ノウハウ販売員は「ノウハウ」がなければ食べていけない
また、彼らは有料noteなり情報商材なり電子書籍販売なりといった形式で自身の成功談を「成功のためのノウハウ」と称し、販売しています。ノウハウはナマモノです。あえて悪い言い方をしてしまいますが、ノウハウなんて曖昧なものは随時アップデートできなければ何の価値も生まれません。
ノウハウの在庫が尽きたor在庫が腐った
彼らは数年をかけて「ブログに関する成功談」をまとめた「ブログノウハウ」を販売していたらしいですが、単純にその在庫が尽きたor在庫が腐ったんでしょう。そこで、また誰かに売り込めて、お金になる新しいノウハウの在庫を仕入れにYoutubeに参入したというのが事の真相。
Let’s Youtube!その裏にある狙いとは?
別に、彼らもブログオワコン説を本気で唱えているわけではないと思いますよ。ただ、「ブログはオワコンだよ!だからYoutubeを始めよう!」と呼び掛けて、将来自分が売り込む「Youtubeに関する成功談」をまとめた「Youtubeノウハウ」を販売する下地作りをしているだけです。
実際に、2018年以降Youtuberに転向した大手ブロガーさんの発言をよく確認してみましょう。「Youtubeで成功するコツを教えます!Youtuberコンサルタントやってます!」とかいう売り文句で、安くない商材を販売していると思いますよ。
2018年以降にYoutube参入するインフルエンサーとは?
しかし、これ完全に私の感想なんですが2018年以降にYoutubeを本格スタートってかなりの後発じゃないですかね。いえ、別に後発で頑張ること自体は素晴らしいことですよ。私だって、ブログ後発組ですし。Youtubeでメダロット1~4の配信するのが当面の目標ですから。
それで優秀な羊飼いだと言えるのか?
しかし、「将来的にブログオワコンになるよ!」と未来の見通しを語って、周囲を(これも悪い言い方ですが)「煽動する」側の方たちが2018年にYoutube参入ってのは、何だかなぁって思います。
ご存知でしたか?YouTubeって2005年12月15日からサービス開始しているんですよ。本当にブログオワコン説を語っている彼らに先見の明があるのなら、もっと早くにYoutube参入しているはずなんじゃないかなというのが率直な感想です。
瞬間、心、かさならない
現実には、仮想通貨ブームが去り→Googleのコアアルゴリズムアップデートで検索順位が下がり→収益が目に見えて減り出して→売り込めるノウハウも尽きてきてからの→ようやく「これからはYoutubeだ!」じゃないですか。ものすごく場当たり的というか。
何なんでしょう……。「インフルエンサー」って、そういうもんなんですか?
別に個人名を出して誰それをどうのと、ああだこうだ言うつもりは微塵もないです。ただ、そんなトイレットペーパーより薄っぺらい言葉じゃ、ワイの心は1mmも動かされないです。心は震えないんだよなあ。
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ブログオワコン説を「真」に受ける必要なし!
ブログオワコン説は初心者ブロガーにとってはほぼ無関係
思えば、ブログというサービスが2004年に本格開始されてから、すでに15年もの時間が経過したんですね。ブログオワコン説は、15年の歴史のなかで何度も繰り返し唱えられてきました。ただ、結局のところ、人間は「文字・テキスト」のコンテンツから逃れることはできないと私は考えています。
これまでGoogleのSEOに愛されてきた熟練者ブロガーやアフィリエイターの方たちにとっては、新しい開拓先を見つけないとマズい事情があるのかもしれません。
レッドオーシャン?上等だよ!!
ただ、ゼロの状態でこれから先、ブログを本格スタートさせようと考えている方たちにとっては、ブログオワコン説なんて単なるノイズに過ぎません。確かに、ブログという海はすでに青くないのかもしれない。でも、あえて言わせてください。
海が青かろうと赤かろうとそんなもん関係ねえよ。ワイは「ドブ」のなかで泳いできた人間やぞ。「海」であるだけまだマシや。
10年後にまた会おう!
時代が令和に移り変わるなかで、私は屁の話しかしてなかった。ここいらで好感度を上げてフォロワー&フレンズを増やしたい。そんな打算のもとで書いてみました。多分、10年先もこんな感じでブログを更新していると思います。ちなみに、情報商材みたいなのは例え私が飢えて骨と皮だけになったとしても販売する気はサラサラありません。
読者の皆さんは、私が書いた文章を読んで「ああ、相も変わらずまた管理人のたぬきちがアホなこと書いているな」って呆れてくれれば、それで十分に満足です。
そこはぽんぽこ的なタヌキの美学やね。じゃあ、そういうことなんで、どうぞ皆さんこれからもよろしくお願いします!
カボチャの煮つけ食べ過ぎた、屁が止まらない。
— 紅のたぬきち (@RedTanuPon) 2019年4月30日
シャープの空気清浄機なんやねん、ワイが屁するたびに反応しやがって。なんで10m以上離れてるのにセンサー反応してフルパワーになるんや。シャープの屁に対するこだわりにはホント頭下がるわ。
— 紅のたぬきち (@RedTanuPon) 2019年5月2日
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