- アウトドアで使えるシンプルで、かつ機能的な財布を探している方
- 札入れ・小銭入れ・カード入れが揃っているコンパクトな財布を探している方
- 安くて丈夫な財布を探している方
以上の悩みに対して、今回は私なりの解決策をご提供できたらと考えています。
皆さんはアウトドアシーンに使用する財布って、どのようなものを選んでいますか?私はアウトドアで使うものと、プライベートで使うものは完全に別にしています。
「え?それならカバンのなかに入れればいいじゃん!」と思われるかもしれませんが、たとえカバンのなかに入れていても突然の雨に降られることはありますよね?それに、活発に動けばそれだけ衣服との摩擦が生じて財布の耐久力が落ちていきます。
私が思うに、アウトドアシーンで携帯する財布に求められる性能とは下記の3つです。
- 確かな耐久性
- シンプルな機能性
- 交換しやすい低価格性
この3つの性能を備えた財布を探していた際に、目にとまったのが「モンベルスリムワレット」です。今回は、このシンプルな製品について良い点・悪い点を考察していきます。なお、アウトドア向けのおすすめ財布についてを厳選した記事も当サイトには掲載されています。「モンベルスリムワレット」を含めたおすすめの財布について知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください!
目次
アウトドア初心者のファーストステップはモンベルから
皆さんはモンベルって知っていますか?日本発の、低価格高品質なアウトドアグッズを生産している有名ブランドです。アウトドアブランドは他にも多数ありますが、初心者のファーストステップに私がおすすめしているブランドはここですね。
他のブランドだと、ある程度の予算を用意しないとそもそも選択肢がないことが多いですがモンベルであれば低予算で「選ぶ楽しみ」を味わえます。アウトドアの楽しさは、用品店で自分のセンスに合う製品をチョイスしていくところから始まると私は考えています。
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モンベルスリムワレットのカラーバリエーション
さて、それでは、モンベルスリムワレットの使用感を実際に見ていきましょう。私がこの財布を購入したのは2018年の6月です。記事執筆時点で、すでに半年以上使用しています。カラーバリエーションは、
- テラカッタ
- ネイビー
- カーキブラウン
- ブラック
- シトロンイエロー
- ダークフューシャ
の6種類です。私が選んだのはテラカッタ。「テラカッタ」といわれるとピンときませんが、簡単に言えば「赤色」ですね。
私がテラカッタカラーを選んだ理由は、これが一番目立つ色だからです。何といってもこの財布は重さ25g、サイズは10×12cmの超小型な一品なので「目立たない色だと失くすな……」と思い、このカラーを選択しました。
実際、カバンに入れていても目につきやすい色なので、すぐに見つけられます。ささいなことですが、財布は日常的に使っていくグッズなので意外とこういう利点に助けられることが多いです。
モンベルスリムワレットの品質とは?
低価格帯の製品のなかには縫製が甘いものが多いですが、この財布については意外なほどしっかりと縫製してあります。素材はウレタンコーティングが施されたナイロン製。
ナイロン製の財布と聞くと、100円均一のチープな製品を思い浮かべるのはきっと私だけではないはずです。しかし、触ったときの質感からして、このモンベルスリムワレットとその他のナイロン製財布は違っているように感じます。
表面を軽く指でなぞると、「ザラリ」とした感触が伝わってきます。ナイロン製のチープな製品は表面がツルツルしていて薄いイメージがありますが、モンベルスリムワレットの生地は細かく編み込まれていて多少力を入れて引っ張っても破れる気配がありません。
縁を別布で囲って縫製してありますね。縫い目もしっかりと整っています。無名ブランドのチープな製品はこういう細かなところがいい加減だったりしますので、こういうところをしっかりと整えてくれるのは個人的に嬉しいポイントです。
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モンベルスリムワレットの性能
財布の内部は紙幣を入れるところが2か所、カード入れが3か所。そして、メッシュの小銭入れが1か所という構成になっています。本当に最低限といった感じですね。
私は個人的に、財布にカード入れは3か所以上必要ないと考えている人間です。運転免許証などの身分証にお小遣い用のバンクカードが1枚、あと予備にもう1枚の計3枚を収納できる場所があればそれ以外は必要ありません。
財布は常に携帯するものですからね。携帯する以上は、紛失の危険性が常に付きまとっています。特に、アウトドアレジャーでは活発に動き回りたいので、カード入れを豊富に設けてある財布より最低限のカード入れのみにとどめてコンパクトにまとまったもののほうが重宝すると思います。
小銭入れは賛否両論のマジックテープ式
小銭入れはマジックテープ式です。小銭を出し入れする際には「バリバリ」と音が鳴りますね。この音を嫌う人も多いです。私も、正直言ってあまりこの音は好きじゃありません。
この財布を購入する前にも、マジックテープ式にするか、それともボタン式やジッパー式にするかで悩みました。あえてマジックテープ式にしたわけですが、その理由はずばり頑丈さです。
ボタンやジッパーが付いた財布は、不快な「バリバリ音」が鳴らないぶんだけスマートな使用感を得ることができます。マジックテープ式はどうしてもチャイルディッシュでチープな感じがするんですよね。
しかし、ボタンやジッパーが付いた財布は、ボタンやジッパーを付けるためにそのぶんだけ余計に縫製をする必要が生じます。布地に穴をあけて糸を通し、ボタンやジッパーを縫い付ける過程でどうしても生地自体の耐久性が落ちます。特に、安価な製品にはその傾向が高いと個人的に思います。
それに、ボタンやジッパーは基本的に金属製が多いんですよね。前述しましたが、私は汗かきなのでこの金属部分が汗で劣化して小銭入れが機能しなくなることを避けたかったという理由もあります。
マジックテープ式のこの財布を半年以上使用してみた感想としては、「やはりマジックテープ式が使い勝手という意味では頭一つ抜けているな」といったところですね。ボタンと違ってマジックテープは点ではなく面で小銭入れの開閉部分をロックしてくれますから、安定感が違います。
確かに、音は気になりますよ。喜ぶべきか、この製品はかなりしっかりとした粘着性のあるマジックテープを付けてあるので、半年以上が経った今でも小銭入れを開くときに購入時と変わらないほどの大きさでバリバリ音が鳴り響きます。
私はこの財布をアウトドアシーンでのみ使用していますので、まだ気にはなりませんが普段使いでの使用は少し躊躇いを覚えますね。まあ、人様の財布なんていちいち気にかける人は少ないとは思いますが……。
モンベルスリムワレットについての使用感と総評
さて、それでは、実際に半年以上この財布を使用してみた総評といきましょう。まず、この製品に点数を付けるとしたら、70点ですね。屋外で使用する財布は最小限の機能と最大限の耐久性があれば満足だ!という人にはぜひおすすめの一品です。
他にもたとえば現場仕事をしている大工さんやとび職の方などは、作業服に入れてもかさばらずに動作を邪魔しないこちらの製品はきっと重宝するかと思います。耐久性という観点で見れば、ナイロン製財布のなかでもトップクラスに頑丈であるというのが、私がこの財布を使ってみたうえでの感想です。
紙幣が湿ってしまうのが難点
ただ、実際に使ってみて分かったこの財布の難点もあります。ここがマイナス30点の理由でもありますが、それはずばり浸透性の高さです。財布が汗や雨で濡れると財布内部まで水分が浸透していき紙幣が湿ってヘニャヘニャになってしまいます。
財布自体は濡れてもすぐに乾いて形状も劣化しませんが、紙幣はもはや自動販売機に投入できないほどヘニャヘニャに劣化してしまいます。
もちろん、アウトドアで紙幣を大量に持ち歩くなんてことはまずないのでそこまで大問題ではありませんが、お札入れの部分だけでも防水性の高い素材で2重にしておくなどの工夫があれば言うことなしの財布だったのにな……と悔やまれるところです。
ただ、価格を考えれば少し求めすぎかな……とも思います。半年以上ハードに使用しても、ほとんど劣化していないのは驚異的です。リーズナブルな価格で頑丈な財布を探している人にとっては、この製品は最良の選択肢になりえる製品だと私は思います。
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まとめ
ここまで、モンベルスリムワレットについて実際の使用感に基づいてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。マジックテープに抵抗がない人ならば、普段使いでも満足できる使い勝手のよい財布だと思います。頑丈な財布と一緒に、アウトドアを満喫していきましょう!
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