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夏キャンプの寝具選びはコレで決まり!暑い時期の寝苦しさを解消する対処法は?

夏キャンプでは、熱帯夜で寝苦しい思いをすることも少なくありません。茹だるような暑さをいかに快適に過ごせるかで、夏キャンプの満足度は大きく変化します。また、キャンプなどのアウトドアではマイカーなどで長距離移動する場合もありますよね。

寝苦しい夜に、寝不足のまま一夜を明かし、そのまま家路に帰るのでは居眠り運転に繋がる危険性もあります。ファミリーキャンプの楽しい一幕をパーフェクトに飾るためにも、暑い時期の寝苦しさを解消する方法や快適な寝具の選び方について知ることは重要です。

今回は、夏キャンプでの寝具選びやアウトドアでの熱帯夜を快適に過ごすための対処方法について徹底解説します。最適な暑さ対策を講じて、夏キャンプを満喫しましょう!

目次

夏キャンプでは寝具選び・夜の暑さ対策は必要ない?

昔の夏キャンプでは寝具選び・暑さ対策は必要なかった

昭和のころには寝具選びに悩むのは、もっぱら冬のキャンプのときだけでした。春~秋の行楽シーズンでは、適当に店頭で並んでいるシュラフを購入してキャンプを満喫したものです。ただ、最近の夏の暑さは本当にシャレになりませんよね。テントを設営して日陰を作ってあげても、灼熱の太陽で熱せられたらテント内の温度は命に関わるほどにまで上昇します。

太陽が落ちても暑さは続く

それでも、太陽が沈んでしまえば多少は涼しくなるのでは?と思ってしまいますよね。ところがどっこい、そうはいかないのです。特に7月~8月までの真夏には、テント内の温度は夜中であってもまるで蒸し風呂のような暑さになってしまいます。これは外気温だけが原因ではありません。テント内で過ごしている人間の汗がインナーテントのなかに留まることで、湿度が上昇することも原因となります。

夏キャンプにベストな寝具&寝苦しさを解消する方法を見つけよう!

夏キャンプの寝具なんて適当でOKでしょ?

そんな認識は今すぐに捨てましょう。冬キャンプで夜の防寒対策が必須であるように夏キャンプでは夜の暑さ対策が必須です。次項より、具体的な寝具選びのコツと寝苦しさを解消する方法についてご紹介していきます。ぜひ、サマーシーズンのキャンプにお役立てください!

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夏キャンプの寝苦しさを解消する寝具の選び方①

熱帯夜をシュラフ・寝袋で快適に過ごそう

シュラフ・寝袋はキャンプの定番アイテムです。日中の活動で疲れた体を寝心地のよいシュラフで十分に休ませてあげるのはとても大切。シュラフには春夏秋用と冬用の2種類があります。特にサマーシーズンに使用するシュラフを選ぶ場合には、単純なシーズンによる違いだけではなく通気性・メンテナンス性を重視した選び方をするのがおすすめです。

夏用シュラフを選ぶ際に見るべきポイント

夏キャンプでは大量の汗をかきます。どうしても寝汗を多くかくことになるので、寝袋もどんどん汚れていくわけですね。そのため、ご家庭の洗濯機でお手軽に洗えるタイプのシュラフを選ぶのがよいでしょう。私が夏用シュラフを選ぶ際に、重視しているポイントは以下の3つです。

  1. 表面の生地は速乾性のポリエステル生地
  2. 内部の綿素材は化学繊維
  3. 内部の綿素材が偏るのを防止してくれるステッチ付き

夏用シュラフはファスナー付きの封筒型がおすすめ

シュラフには体を入れるの出入口が小さいマミー型と、ファスナーで出入口の大きさを調整できる封筒・レクタングラー型の2種類があります。夏用シュラフを選ぶのであれば、断然封筒型がおすすめです。熱帯夜ではファスナーを大きく開いて通気性を上げて、逆に少し肌寒さを感じるようになったならファスナーを閉じて保温性を上げるというような柔軟な使用法ができます。

また、封筒型のほうが体の可動域にゆとりがあるので寝返りをうてるのもポイントが高いです。体温で温まった部分から、体が密着していない部分に寝返りをうつことでヒンヤリした感触を味わえますよ。

夏キャンプの寝苦しさを解消する寝具の選び方②

封筒・レクタングラー型のシュラフはオールシーズン活躍できる

冬キャンを題材とした作品では、保温性の高いマミー型シュラフが選ばれていましたね。ただ、基本的に厳冬期のキャンプ以外であれば封筒・レクタングラー型のシュラフがおすすめです。封筒・レクタングラー型の寝袋は春夏秋の行楽シーズンはもちろん、冬のキャンプでも活躍できるだけのポテンシャルを秘めています。

冬キャンでシュラフカバーを別途購入するのはデメリット?

 

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冬キャンであれば専用のシュラフカバーを使用することでマミー型に劣る保温性を補うことも可能です。冬キャン用にわざわざシュラフカバーを別途購入するのは経済的にデメリットといえるかもしれませんが、そのぶん冬用シュラフよりも洗濯しやすく、かつコンパクトに収納できるというメリットも存在します。

そのため、「冬をメインの活動シーズンにしている」というキャンパー以外は封筒・レクタングラー型を選ぶのが個人的におすすめです。

寝袋内部の綿素材がダウン生地のものはどうなの?

寝袋内部の綿素材については、化学繊維orダウンの2種類の選択肢がありますね。ダウン生地の寝袋はコンパクトに収納できるうえに、保温性も化学繊維より高いものが多く、特に寒い時期のキャンプでは必需品ともいえるアイテムです。ただ、メンテナンス性については化学繊維のものより一歩劣っています。汗を吸い込みやすいうえに、洗濯しにくく乾燥もさせずらいため、発汗量が多くなる夏キャンプにはあまりおすすめできません。

ダウン生地のシュラフを使用するのであれば

もしも、ダウン生地のシュラフを夏場に使用するのであれば、入念にメンテナンスを行っておく必要があります。ご家庭の洗濯機で洗浄できる製品であっても、できれば使用後にはクリーニングに出して徹底した洗濯と乾燥をしてから保管しておきましょう。中途半端に洗浄・乾燥させたまま保管すると、ダウン生地の内部で雑菌が繁殖して不快な臭いが出る可能性があります。

ソロキャンプ・バイクツーリングで手荷物をコンパクトにしたいならば

 

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ソロキャンプやバイクツーリングも、アウトドアの楽しみ方として人気です。特に、バイクや軽自動車などの収納スペースが少ない移動手段を利用する方は、手荷物をよりコンパクトに収納したいところ。もしも、収納性を重視するのであれば、あえてマミー型を選んでおくのも手段の1つです。また、マミー型のシュラフのなかでもキャンプ用ではなく登山用からチョイスすると、よりコンパクトなものを見つけられます。

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夏キャンプの寝苦しさを解消する寝具の選び方③

夏こそインナーシュラフを上手に活用しよう

 

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封筒・レクタングラー型かマミー型かに関わらず、インナーシュラフは夏キャンプで寝袋を使用するのであれば必需品です。インナーシュラフは寝袋と体の間に挟む寝具で、寝汗がシュラフ本体に付着するのを防いでくれます。

夏キャンプで使用するインナーシュラフの選び方

夏キャンプで使用するインナーシュラフを選ぶのであれば、吸汗性と速乾性が高いものを選ぶのがよいでしょう。インナーシュラフもシュラフ本体と同じくそれぞれのシーズン用に最適化されたものが販売されています。シュラフ本体+インナーシュラフを複数枚という揃え方をして、各季節ごとに装備を変更しているキャンパーの方たちも多いですね。

インナーシュラフの軽い肌触りが清涼感を生み出す

特に夏用のインナーシュラフを購入する際には、実際に肌でふれたときの感触をリサーチしてから選ぶようにしたいですね。ふんわりとした軽やかな肌触りのインナーシュラフであれば、保温性を適度に高めながら清涼感を生み出せます。

また、8月の特に寝苦しい熱帯夜には、寝袋本体をテント床に敷いてからインナーシュラフのみを着用して眠るのもおすすめです。シュラフ本体と同じく、ファスナーによって開閉できるインナーシュラフを選べばある程度保温性を調節することができます。

夏キャンプの寝苦しさを解消する寝具の選び方④

タオルケットを寝具の代わりにしよう

熱帯夜でのアウトドアでは、本来はキャンプ用ではないですが、タオルケットを寝具として利用するのもおすすめです。薄手で軽く、コンパクトに折りたたみできるタオルケットは夏場のキャンプで重宝するアイテムの1つ。荷物の重量をおさえたいバイクキャンパーも、1枚カバンのなかに入れておけば寝苦しい夜を快適に過ごせることでしょう。シュラフ・寝袋に慣れていない方でも、タオルケットであれば不自由なく利用できるのもよいですね。

タオルケットを寝具の代わりにする場合の注意点

タオルケットを寝具の代わりにする場合には、就寝前にきちんとタオルケットを展開しておくことが重要です。夏場であっても早朝になると急に冷え込むことがあります。折りたたんだ状態でお腹にかけて眠ると、早朝寝ぼけたまま咄嗟に温度差に対応してタオルケットで体全体を覆うことができません。

タオルケットを縫合して自作の寝袋を作成

体を覆えるほどのラージサイズのタオルケットを2枚使用して自作の寝袋を作成するキャンパーもいますね。タオルケットの長辺を手縫いかミシンでチクチクと縫い合わせてインナーシュラフ状に加工すれば自作の寝袋が完成します。新品を材料にするのもよいですが、ご自宅で古くなったタオルケットを活用するのも面白いですね。

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夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法①

コットは寝苦しさを解消してくれるアイテム

 

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皆さんはコットと呼ばれるキャンプアイテムをご存知でしょうか。コットとは、キャンプ用の簡易ベッドです。高床式住居のように、折りたたみ式の足が付属しているため地面と体の間に数十センチの隙間を空けられます。地面と密着していないため通気性に優れており夏の熱帯夜の湿度が高い環境でも快適に眠ることができます。

キャンプ用コットの選び方

コットを使用すると、夏キャンプの夜は驚くほど快適になります。ただ、難点としてコットは収納性があまりよくないものが多いので、手荷物が増えてしまうというデメリットがあります。

そのため、キャンプ用コットを選ぶ場合には単機能コットよりも多機能コットを選んでおくのがよいでしょう。例えば、ベッドとベンチの2WAYで使用できるコットであれば、キャンプ椅子を別途持ち込む必要はなくなります。

コットを使用する際の注意点

コットを使用する際にはいくつかの注意点があります。まず、就寝時に使用できる面積が小さいために寝返りがうちにくいこと。寝相が悪い方にはコットは向きません。また、フロアシートを敷いたうえでコットを配置すると、体重でシートが傷む場合があります。コットを使用する場合には100円均一などの安いシートをフロアシートのうえにもう1枚重ねておくと安心ですよ。

夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法②

マットを上手に活用して寝苦しさを解消しよう

 

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地面にマットを敷くことで、寝苦しさを解消することができます。マットは意外と軽視されがちですが、アウトドアシーンで安眠するためにはシュラフを同じくらいに重要なアイテムです。冬キャンでは主に保温性を高める目的でマットが使用されます。夏キャンでも基本的にマットの役割は変わりません。地面に直接、寝袋を設置すると過剰に体温が大地に奪われて体力が失われていきます。また、単純にゴツゴツしていて寝心地も悪いです。

冷感パッド・シートをマットのうえに敷いておく

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Kumori・クモリ

マットはそのまま敷いて使用すると、保温性が高すぎて蒸れてしまう場合があります。そのため、マットの上にタオルケットや冷感パッド・シートを敷いておくのがよいでしょう。さらに寝苦しさを解消するためには、寝返りがうてるように大きめのマットを選択しておくのもおすすめです。

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夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法③

枕を冷やしておけば安眠に1歩近づく

 

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血液が集中する器官である頭部を冷やすことで、真夏の熱帯夜キャンプでも快適に眠ることができます。キャンプではシュラフ・寝袋の収納バックに衣類を詰めておき、枕として活用するのが一般的ですよね。エア吸入式のインフレータブル構造をした枕もありますが、涼しさをもたらしてくれる製品はあまり存在しません。

冷感枕カバー・パッドで独自の工夫をしよう

既製品がないのなら、独自の工夫をする他ありませんよね。そこで利用したいのがご家庭でも使用できる冷感枕カバー・パッドです。衣類を詰めた収納バックのうえに冷感枕カバー・パッドをかけておくだけでも、体感温度はずいぶん冷えていきます。

専用の冷感寝具を使用するのがおすすめ

冷えピタなどの熱対策グッズも悪くはありませんが、あれは基本的に屋内用です。外気温が高い環境では蒸れによってベタベタして寝苦しさをもたらす原因となる場合もありますので、あまりおすすめはできません。氷枕や保冷剤では逆に冷えすぎて寝苦しくなりますので、専用の冷感枕カバー・パッドを利用するのがベストでしょう。

夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法④

テントの設営タイミングを遅らせよう

 

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猛暑のなかの夏キャンプでは、テント設営のタイミングを遅らせることで就寝時のテント内の温度を下げることができます。冬キャンプではテントをできるだけ早く設営して休憩スポットとすることが大切ですが、夏キャンプであれば話は別です。キャンプ場到着後にすぐテントを設営すると、インナーテントのなかに太陽光からの熱光線が集まり、熱気がこもっていきます。そのため、夏キャンプであればテント設営は夕方に行うのがおすすめです。

夏キャンプでも早めにテント設営したほうが良い場合

 

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ただし、夏キャンプであっても早めにテント設営を行ったほうが良い場合もあります。例えば、ファミリーキャンプで赤ちゃんと一緒にアウトドアを楽しむ場合には、授乳やオムツ交換などの作業を行うプライベート空間が欲しくなりますよね。また、雲行きが怪しくなり、雨が降りそうな場合にも、早めにテント設営をしておくのがよいでしょう。日常と同じく、アウトドアにも例外は付き物です。夏の入道雲を眺めながら、テント設営のタイミングを計ってください。

夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法⑤

虫除け対策をしっかりと行えば寝苦しさが解消する

冬キャンが人気になっている理由の1つに「虫除け対策を講じる必要がないこと」が挙げられますね。夏キャンでは虫除け対策は必須です。特に就寝時に耳元に蚊やハエが来ると、もう眠ることはできません。

効率的な防虫対策は?

まず、テントを設営したなら出入口の開閉は必要最低限におさえましょう。出入口を開きっぱなしにするのは論外です。また、蚊取り線香をテント内で使用して、有効成分を染み渡らせておくことも効果的。殺虫スプレーはできるだけ使用を控えましょう。殺虫成分が皮膚に密着すると肌荒れなどを引き起こす可能性があります。防虫効果にプラスして、清涼剤としても使用できるハッカ油を使用した防虫剤を利用するのもおすすめです。

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カブトムシやクワガタムシを採集するなら注意しよう

夏場のアウトドアでは、カブトムシやクワガタムシなどの人気昆虫を子供たちと採集するのも大切な思い出の1ページです。殺虫剤はもちろん、蚊取り線香などの防虫剤もカブトムシやクワガタムシにとっては害のある成分となります。そのため、もしも虫かごにそれらの昆虫を入れている場合には、薬剤を使用する前にあらかじめ虫かごを遠ざけておくなどの対処をしておきましょう。

夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法⑥

メッシュ構造を利用したテントで換気しよう

 

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通気性の高いメッシュ構造の窓や通気口が付いているテントを使用して、定期的に換気を行っておくことも大切です。また、テントの上面や横面ではなく、床部分からテント内の熱気や湿気を外に逃がせるタイプのものを選んでおくと虫の侵入を防ぎながら効率的に空気を入れ替えることができます。

ポータブル扇風機で強制的にテント内の空気を排出

夏キャンプではポータブル扇風機を活用して、テント内の熱気や湿気を外に強制的に排出するのもおすすめです。乾電池タイプのポータブル扇風機は数千円程度の安い価格から販売されています。直接、体に風を当てて清涼感を得るという使用法はもちろん、換気扇としてテントの換気口部分に配置しておくと驚くほどテント内の温度が下がりますよ。

夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法⑦

非常識な猛暑にはスポットクーラーで対処しよう

外気温が40度を超えるような非常識な猛暑になったなら、スポットクーラーを使用するのもおすすめです。キャンプでクーラーなんて従来の常識で考えたら、おおよそあり得ないことでしたが、今では電源が付いているキャンプサイトもありますからね。小型で比較的、軽量なスポットクーラーでは1~2畳ほどしか冷えませんが、少人数のキャンプであればそれでも十分です。就寝前に少しの時間でも稼働させておけば、熱帯夜でも快適に眠れます。

水冷式の冷風機もおすすめ

スポットクーラーは便利ではありますが、やはり重量があるうえに価格も高い製品が多いです。そこで、よりお手軽な低電圧で使用できる水冷式の冷風機もおすすめ。ポータブルタイプの小型冷風機であれば、携帯式の電源バッテリーとセットで運用することもできますし、電池式のものもあります。40度を超えるような非常識な猛暑に対抗するファイナルウェポンと呼べるかもしれませんね。

夏キャンプの寝苦しさを解消する対処法⑧

キャンプ場での打ち水は基本的に控えよう

あまりに暑さが酷いと、思わず打ち水をして体感温度を下げたくなりますよね。ただ、基本的にキャンプ場での打ち水は控えるようにしましょう。キャンプ場では水は貴重な資源です。自由に使用してもよい旨の記載があるキャンプ場でも、いたずらにサイトに水を撒く行為は控えたほうがよいでしょう。もしも、打ち水をしたい場合には自分で水を持ち込むようにしたいですね。

洗い物の残り水を撒くのもダメ

たまに洗い物の排水をキャンプサイトに撒いて、打ち水の効果を得ようとしている方がいますがやめておきましょう。生活排水には洗剤や食べ残しの欠片が残っている場合があります。キャンプサイトの芝生や天然の動植物に害を与える可能性がありますので、洗い物などで出た排水は適切に処理しておくのが最低限のマナーです。

効果的に打ち水を行うには?

打ち水は水分が水蒸気に変わる際に得られる気化熱効果を利用して、周辺の温度を下げる行為です。そのため、日没後よりも日中の11時~14時に行うのがよいでしょう。また、キャンプサイト全体に打ち水をするのではなく、フライシートやタープの布地に軽く霧吹きで水を撒いておくだけで十分です。あらかじめ、霧吹きボトルに水を入れてキャンプ場に持ち込んでおくのもおすすめ。

まとめ

ベストな寝具と対処法で夏キャンプをエンジョイしよう!

冬キャンが流行していますが、何といってもアウトドアのホットシーズンは夏です。熱帯夜で寝苦しいまま過ごすと、睡眠不足から熱中症などの事故に繋がる危険性があります。それに、寝不足のままではキャンプを満喫できませんよね。せっかくのホットシーズンでのキャンプをエンジョイするためにも、ベストな寝具と対処法で夏の猛暑を乗り切りましょう!

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